中央線で活躍して来た201系、ベタオレンジが、
本日限りで、引退しますね。
最期の日にわざわざそのためだけに
出向いて写真を撮ると言うのは、苦手。
むしろ、その日は素知らぬふりで過ごしたい。
子供の私にとって、中央線は、憧れでした。
普段の移動は、混むからという単純な理由で、
親や祖母の主導で、いつも総武線を利用していて。
隣ホームにいるオレンジ色の電車に乗るのは、
旅行のために東京駅まで行く時だけだったから。
成長してからは、普通に身近な存在で。
仕事でも、遊びでも、散々お世話になって。
ステンレス車両が投入され始めた頃、
目新しくて「へぇ」なんて思っていたけれど、
最終的には完全に入れ替わってしまう、
そんなことには全く想像が及ばなかったので、
こんな日を迎えるなんて、という思いが強いです。
世代交代は、いつでも、どの世界にでも必ず
訪れるものではありますが、思い入れが深いと、
寂しさも大きくなるものですね。
思い付いて撮っておいて、良かったかも。
201系は、まだ京葉線辺りで会えるのだと思いますが、
さらばベタオレンジ。また会う日まで。