記念すべき、1回目のレビュー作品は…
注意
ベイマックス!
いきなり1番好きな映画です
日本では、2014年の12月20日に公開されました。
『サンフランソウキョウ』という、サンフランシスコと東京を融合した未来都市が舞台のハートフルヒーロー映画(勝手に融合ジャンルを作るんじゃない)で、作品内の至るところに日本のテイストが散りばめられています
この先、上から〈ネタバレ無しあらすじ〉→〈ちょいとコメント〉→〈ネタバレ警告〉→〈ネタバレありレビュー〉の順番で書いていきます。
〈『ベイマックス』あらすじ〉
サンフランソウキョウに住む、14歳の天才少年ヒロ・ハマダは、13歳で高校を飛び級合格したものの、その賢い頭をロボット・ファイト(ほぼ違法)で勝つロボットを作ることに使っていた。
そんな弟を見かねた兄タダシは、自分の通っている『サンフランソウキョウ工科大学』へと、ヒロを連れていく。最初はあまり興味を示さなかったヒロだが、タダシの友人のゴー・ゴー、ワサビ、ハニー・レモン、フレッド、そして、タダシが作ったケア・ロボットのベイマックスや大学教授のロバート・キャラハンと出会い、サンフランソウキョウ工科大学への入学を強く希望するようになる。
入学資格を掴み取る為に参加した研究発表会にて大成功を収め、ヒロの飛び級入学は確実なものとなった。この場で発表した『マイクロボット』は非常に良くできた発明であり、大企業の社長アリステア・クレイからも「うちの会社に売ってくれないか」と誘われる程。もちろん丁重にお断りした。
発表会を終え、会場から出たヒロ達一行。しかし、突然会場で火災が起き、会場内に残っているキャラハン教授を助けに行ったタダシは、爆発によって帰らぬ人となる。タダシを失い深く傷ついたヒロは、自室に引きこもるようになってしまった。
ある日、偶然起動したベイマックスを追いかけ、古ぼけた廃工場へと入ったヒロは、無数のマイクロボット、謎の計画、歌舞伎風マスクの男を目の当たりにする。このことがきっかけとなり、ヒロはバージョンアップしたベイマックスや仲間達と共に、恐るべき計画へ立ち向かっていく。
…以上があらすじです。
日本の学校制度だと、ヒロは中学2年生くらいですね。
中2であの発明ができるのはすご過ぎる
中学生になってから理系が全然ダメになった私からすれば、羨ましいです
でも、小さい子って発想力豊かだから………いや、プログラミングとかが大変か。
この先、ネタバレを含んでいます!!
〈『ベイマックス』レビュー〉
この映画は、まず世界観が素晴らしいです。サンフランシスコと東京(というか日本のテイスト)って、こうも相性がいいものなんですね…。
サンフランソウキョウのあちこちにひらがなやカタカナや漢字、日本っぽいポップでキュートなイラスト等が見られます。サンフランシスコ名物のゴールデンゲートブリッジも、神社の鳥居のようなデザインになってます
そこにネオンや高層ビル等のサイバーパンクな近未来感をプラス……すごくかっこいい
(もしかしたら、このサイバーパンク感も東京要素なのかも?)
ストーリーについては、記事タイトルにもあるように、ホッコリシーンとヒロイックシーンのバランスが絶妙で、『"優しさ"で世界を救えるか?』という日本でのキャッチコピーから見られるように、『絆や愛情を忘れず大事にするヒーロー』というのがこの映画におけるヒーロー像だと思います。
仮面の男の正体は、クレイの会社のプロジェクトで娘が行方不明となったキャラハン教授で、間違いなく憎しみを原動力としてクレイへの復讐を誓っています。少しクサいことを言ってしまいますが、愛情と憎しみは、比例して強くなったり弱くなったりして、様々な連鎖を起こしてしまう関係です。教授の娘に対する愛情が大きかったから、クレイへの強い憎しみが募り、今まで娘から受けた愛情をストッパーに回す余裕が無かったのではないでしょうか。
そして、このあまりにも悲しい気持ちの連鎖は、物語の中盤でヒロも経験することになります。
個人的に、印象に残っているシーンが3つあります。
1つ目は、タダシが亡くなった後でベイマックスが初めて起動するシーン。
ただ単にヨチヨチ歩くベイマックスが可愛いからなのもあります。ですが、ベイマックスは「痛い」という声に反応して起動、「泣きたいときは泣いてもいいんですよ」という保健室の先生やカウンセラーがするような発言、「スキャンするな」と言われても患者のスキャンを実行、どうしたら患者の気持ちが落ち着くか考えて結果が見えるまで実行…と、ケア・ロボットとしてプログラミングされてる故のシステム的な行動や言動をしているだけなのですが、何だかこの時点でもうベイマックスがヒーローに見えるんです。
どんなに突き放されても「痛い」と言って自分を起動したヒロを、ベイマックスは「ベイマックス、もう大丈夫だよ」と言われるまで"お手当て"し続けます。その様子がとても健気で、その健気さが1番表れているシーンなんだと思いました。
2つ目は、ベイマックスからヘルスケアチップが抜かれ、戦闘マシーンと化すシーン。
火災が起こったときにヒロのマイクロボットを操って自らの身を守ったキャラハン教授は、自分を助けようとして死んだタダシについて「余計なことをするからだ」と、ヒロに言ってしまいます。死んだ兄が助けようとした人物からこんなことを言われたら、今までの尊敬も信頼もたちまち崩れます。
この発言でキャラハンに対する感情が憎しみ一色となったヒロにヘルスケアチップを抜かれ、戦闘データチップだけが内蔵されたベイマックスは、キャラハンの命を狙う無慈悲な戦闘マシーンへと変貌。止めに入る仲間達でさえ乱暴に薙ぎ払います…
ヒーローモードのときの赤いアーマーを着ている巨体と赤く光る目、そして何も喋らないことが、このシーンの恐ろしさをより一層演出し、同時にヒロの憎しみの強さを表しているのです。
映画館で初めて観るまで、こういうシーンがあるとは全然思っておらず「アーマー着ててもベイマックスはかわええな〜」とか呑気だったので、その場にいた誰よりも衝撃を受けていました。(多分)
3つ目は、ベイマックスがタダシのケア・ロボット制作記録ビデオをヒロに見せるシーン。
これは個人的な考察になってしまうのですが、ビデオの中でタダシがベイマックスに言っている言葉って、ヒロにも言っているように見えるんです。ベイマックスが正常に起動したのを確認したタダシは、スキャンされて「幸せ」と診断されなくともわかる程喜んでいます。ここのベイマックスをヒロに置き換えると、賢い頭を意味のあることに使い、自身から見える世界も自ら広げてみせたヒロに言おうとしてたのでしょうか…。(ほんの考察にしか過ぎないので、気にしなくても大丈夫です)
これらのシーンの他にも、初フライトのシーンではカメラワークや演出による迫力がすごかったですし、ヒロがベイマックスに「ベイマックス、もう大丈夫だよ」と告げるシーンでは泣いちゃいましたし、最後のハグシーンでは胸がジ〜ンと熱くなりました。
可愛いキャラクターが出てくる映画を観たい!
かっこいいアクションシーンのある映画も観たい!
心が温まる?それとも熱くなる?
どれも楽しめちゃうのが、この『ベイマックス』という映画です。
とっても優しくて可愛いケア・ロボットに、癒されてみませんか?
最後に、1から10でこの映画の評価を表すと…
10です!!
今後も、このベイマックス式評価システム(?)は使っていきます