愛媛県のご当地アイドル 愛の葉ガールズのリーダーだった16歳の女の子、大本萌景さんが

2018年3月21日に自宅で自らの命を絶ちました。

 

今年、5月に週刊文春に萌景さんの自殺について事務所のパワハラがあったのではないかと

お母様が告発していたようですが私は文春の記事を読んではいなかったし、

正直、萌景さんのことも愛の葉ガールズのことも最近まで知りませんでした。

 

私が萌景さんを知ったのは今年の9月。

娘のライブのお客様が数人、リツイートしていた記事を見たのがきっかけでした。

 

娘が12歳から地下アイドルとしてライブ活動をしてきたこと(今はうたうたいびとだが)

学校でのイジメや2ちゃんねるに個人情報を晒され裁判をしていた時期に

海岸沿いのファミレスの駐車場の塀から飛び降りようとしたり、今なら東京タワーから飛べる気がするなんていう

物騒なことを言っていた時期もあったりして、なんとなく娘と境遇が似ていて興味を持ったわけです。

 

その記事に貼られていた画像の屈託のない笑顔に惹きつけられて、自分でもちょっとおかしいんじゃないかと思うほど、

萌景さんの名前で検索して画像やYOUTUBEにあがっている動画を見まくりました。

とにかく可愛い、明るい印象、懸命に歌い踊る萌景さんを見ているうちに

なんだか、この子、七(娘ね)に似てる!目元のほくろとかMCをしてる時のおちゃらけっぷり。

そう思ってみちゃうと勝手に感情移入してしまうもので・・・。

なんでこんなに明るく笑っていた子が自殺なんかしなきゃならなかったんだろう?

なんで誰も助けてあげられなかったんだろう?

親御さんは何をしてたんだろう?

と全くの赤の他人で生前の萌景さんにあったことも話したこともないのに勝手に憤りを感じまして・・・。

なんとなくTwitterで検索するとすぐに萌景さんのお母様のアカウントにたどり着きました。

 

お母様のツイートを遡って読んでいくうちに一番、憤りを感じているのはご遺族なんだと・・・。

萌景さんが命を絶った日からずっと続いているであろう、助けられなかったという後悔。

そして二度と会えない、決して時間は巻き戻すことはできないという絶望感。

本当に重い十字架を背負ってそれでも残された二人のお子さんのためになんとか笑って生きなきゃならない。

お母様の苦しみを考えたら責めることなんかできるわけがないと思いました。

 

それからは萌景さんのお母様のツイートや萌景さんファンの方のツイートや、

萌景さんに関する記事をひたすらリツイートしていました。

たぶん、ななかと!のライブのお客様やお世話になってるライブハウスさん、共演者さんは

七歌とTAKEのオカンはちょっと頭がおかしくなってしまったと思いながら見ていたと思います。

 

それから一ヶ月くらいたった10月11日、萌景さんのご遺族は弁護団と共にクラウドファンディングを立ち上げ

所属していた事務所、社長に対して提訴に踏み切りました。

9月からではありましたが、密かに萌景さんのご遺族を勝手に応援してきた身としては

このクラウドファンディングを無視することなんかできない!と

その日のうちに少額ではありましたが寄付をさせていただきました。

 

10月11日に提訴した萌景さんのご遺族、クラウドファンディングを立ち上げて原告の弁護をしておられる先生方、

そしてクラウドファンディングの正当性についてまでも疑念を抱き、叩きまくっている人たちが今、大勢いるんです。

ご遺族叩きは私が萌景さんを知った時から既にかなり酷いものでしたが

つい先日、女性セブンという雑誌にある記事が掲載されてからというもの、

(記事の内容はご遺族を深く傷つけるものなので書きません、興味があれば検索すればいいと思うよ)

勝手な憶測や5ちゃんねるに以前から書き込まれていた、不確かな情報を

わざわざTwitterに貼り付けて拡散し、それを鵜呑みにした人達が事実だと思い込んで

直接、お母様やお姉さま、伯母さまにまで問いただしたり、暴言とも取れる言葉を投げつけたりしている状況です。

 

私同様、最初から萌景さんのご遺族に寄り添う立場でツイートやリツイートしてきた方々が

5ちゃんねるに名前や個人情報を晒されたり、私自身もツイッターの名前を間違えられたまま、書き込まれています。

私のツイッターの名前はななかと!じゃないですよ!!

ななかと!は兄妹うたうたいびとのユニット名でそのメンバーである七歌とTAKEの母だから「オカン」です。

「ななかと!おばさん」も間違えですよ。せめて「ななかと!オカン」にしてくださいな。

私の場合は既に何度も2ちゃんねるに書き込まれているし、私のなりすましが光臨して大暴れしていたこともあるので

娘に飛び火した場合を除いて別に構わないんですが・・・。

 

さて!読むのも面倒くさくなるくらいながーい、前置きが終わりました。

ここからが本題です。

 

萌景さんのご遺族を叩いている人たち、そして私にリプを送ってくださる人たちに

140文字では書ききれない、思いを伝えたくてこのブログを書いています。

 

萌景さんのご遺族が事務所、社長を提訴したのはお金のためなんかじゃないと私は思っています。

なぜ、萌景さんが自殺してしまったのか、何が彼女を追い詰めたのか、

ただ、真実を知りたいという言葉に嘘はないと私は思っています。

 

ご遺族の本当の気持ちが私にわかるはずもありませんが理由もわからないまま、萌景さんが亡くなった、

その絶望感とどこにぶつけたら良いかわからない怒りは容易に想像できます。

遺書がない以上、その理由は前後に何があったか、どんなことに傷つき、悩んでいたのか、推察することしかできません。

だからこそ、誹謗中傷を受けたり、世間から好奇の目で見られることも覚悟のうえで

現時点で一番の原因と思われる事務所と社長を相手に提訴に踏み切ったのだと私は思います。

 

大事な娘さんを亡くしたわけですから、裁判が大勝利に終わろうが、敗訴になろうが本当は何の意味もないでしょう。

萌景さんが生きて帰ってくるわけではないのだから。

 

それでも私が萌景さんのご遺族を応援しているのはきっと、

この裁判が今のお母様が生きる意味になっていると思っているからです。

萌景さんと同じように苦しんでいる、ローカルアイドルさん、地下アイドルさんたちに逃げる方法はあるんだよ

と伝えることで自ら死を選択するほど苦しんでいた、萌景さんを救えなかった母親としての罪滅ぼしをしたいのではないか。

萌景さんの死を無駄にしたくないという言葉にはこんな気持ちが隠されているのではないかと私は勝手に思っています。

 

今、被告という立場の事務所や社長は勝訴すれば全ての疑いも晴れるでしょうし、

たとえ敗訴になったとしても再起は可能です。生きてるんですから!

確かに巻き込まれてしまった、メンバーの女の子たちや周囲の人たちにとっては迷惑な話だと思います。

だけど、裁判が終わってしまえばまた、いつもの生活に戻れます。

今の私や娘のように楽しく笑いながら生きていけます。

 

それができないのは萌景さんとそのご家族だけです。

 

だからこそ、今、騒がれている女性セブンや5ちゃんねるの情報が嘘であろうが本当であろうが

そんなことは関係なく、これからも勝手に萌景さんのご遺族に寄り添って

裁判が結審を迎えるまで見守って行きたいと思っています。

 

リーガルファンディングはこちら↓

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