1月にそわか数珠ヘビーユーザーの千葉のお客様より御依頼を頂きまして、ビルマ翡翠を使った星月菩提樹の御念珠を製作させて頂きました。
星月の本連は何度かお作りした経験がありますが、今回の石はビルマ翡翠、しかもそわか初のハイグレード翡翠です。
いつもビルマ翡翠を注文すると、二種類くらいのグレードの在庫から選択させてもらうのですが、なにせビルマ翡翠は水晶やメノウとは価格帯が違うので、ハイグレードのものはこれまで取り扱った事がなかったのですね。
もっとも安価なほうも独特な淡いエネルギーで私は好きなのですけれど、今回は本連とはいえ女性用のサイズなので、親玉が比較的小さいもので済む為、現実的な価格帯のものにする事が出来ました(基本時価なのでちょうど良い出物があったとも言えるのですけれど)。
よく藤雲石と合わせる藤色の小田巻梵天も綺麗ですが、ハイグレードビルマ翡翠に木賊色の房もまた合って居ますね。
相変わらず撮影の難しい被写体ですが、これまでのビルマ翡翠と比べると、誰が見ても緑とはっきり判る写り方をしてくれています。
今回は星月はみかん玉を使用し、真言宗っぽさも出ていますが、長さは御客様とご相談しながら一寸にしてみました。
女性用の本連は基本は八寸なのですが、私は首からもかけられる一寸をオススメする事が多いです。
八寸だとさすがにちょっと頼りない感じがするんですよね、個人的には。
しかし、惚れ惚れとする良い御念珠です。
インパクトは藤雲石に一歩譲るかもしれませんが、さすがに高級品だけあって何だか深みがありますね。