今更、白色でもないでしょう。
と言ったのは口の悪い男。
そうやねえ、いっそ、ウェディングなんていわないで、仲間婚なんてのはどう。
などと、皆は勝手なことを言い合っていた。
勿論、式は会費制で行う事になり、世話かがりをおおせつかった。
テーブルの用意、飾る花の準備、軽食の支度、これはサンドウイッチを購入する事になった。
ゲストのスピーチの順番、司会は口の上手いのがいるから、そいつに任せるとして、仲間の代表挨拶は誰がするのか。
しかし、だれも彼女のドレスには触れなかった。
触れると式そのものがどうにかなりそうで、こわかった。
その土地の誰もが、彼、彼女の存在を知っていた。
関係もわかっていた。
何で、今更ウェディングをあげるのか、そのわけがわからなかったのだ。
式が始った。
私は中に入れなかったけど、彼女のドレス姿を最初に見た人間。
彼女は淡いピンクのドレスを着て、はにかむようにたっていた。
綺麗!美人だったんだ。
ほんとに綺麗よ。
感嘆の言葉がそれ以上でてこない。