オラさ任せておけ -3ページ目

オラさ任せておけ

冠婚葬祭について教えたる。

今更、白色でもないでしょう。


と言ったのは口の悪い男。


そうやねえ、いっそ、ウェディングなんていわないで、仲間婚なんてのはどう。


などと、皆は勝手なことを言い合っていた。


勿論、式は会費制で行う事になり、世話かがりをおおせつかった。


テーブルの用意、飾る花の準備、軽食の支度、これはサンドウイッチを購入する事になった。


ゲストのスピーチの順番、司会は口の上手いのがいるから、そいつに任せるとして、仲間の代表挨拶は誰がするのか。



しかし、だれも彼女のドレスには触れなかった。


触れると式そのものがどうにかなりそうで、こわかった。


その土地の誰もが、彼、彼女の存在を知っていた。


関係もわかっていた。


何で、今更ウェディングをあげるのか、そのわけがわからなかったのだ。


式が始った。


私は中に入れなかったけど、彼女のドレス姿を最初に見た人間。


彼女は淡いピンクのドレスを着て、はにかむようにたっていた。


綺麗!美人だったんだ。


ほんとに綺麗よ。


感嘆の言葉がそれ以上でてこない。