僕には、悲しいも、嬉しいも、辛いも、何も無い
ただの意識を持っているだけのお人形
誰も僕のことを人間だとは思ってくれない……
僕は、昔こう親に言った、なんで「怒るの?」と…僕は親に怒られたことなんて1度もない
ただ、友達の親が、友達に怒ってる時だけ、
自分もそのように怒られてみたいと
ほんの少しだけ、本当に少し思ってしまった
のだ……
僕には感情が無い、言われたことはなんでもする
やりたい事なんて、ひとつも無い、お願い事も何も無い…親達や、周りの近所のおばさんらは、僕の事を気味悪がった……
だけど、何も思えなかった、
でも何故か、どうしてか、それが聞こえてしまった時、僕はとても苦しくでも、周りから見たら、とても笑顔だと言われていた。
今思えば、感情というものが分かった時の
その喜びが顔に出て、苦しさや、悲しみが心に突き刺されたことを知ったんだと思った。
だけど、その時以来、また無に戻ってしまった