本番終わって最初の夜勤中に38.4℃出して早退させられました。



わたなべそうでございます。



皆さんはお元気ですか。




先日10日、出演させて頂きました劇団ゴールデンタイム!2019 Spring Stage『ギヤストレイン』が終演しました。



ご来場ご感想ご声援、誠にありがとうございました。



ブログ書こうかなぁ余計なことまで書いてしまいそうだなぁどうしようかなぁとうだうだ迷っていましたが、共演者の何人かが書いているのを見て我慢できなくなりました。気を付けながら書きます。




劇団ゴールデンタイム!さんには初めての出演でしたが、公演自体は前々回『ケイヴリス』から拝見していました。
所謂エンタメ芝居、好みの作風でこれは追うしかあるめぇと思っていた劇団さん。



大正スチパンやるよ。オーディションやるよ。
との情報を見て気付いた時には応募メールを送信した後でした。



オーディションではチェスター役・高木碧ちゃんさんとハル役・手塚菜摘ちゃんさんが一緒で、「これは殺し合ったらあかん、生かし合う立ち回りをせねば」と無いコミュ力振り絞って臨み。
ぜひご一緒に、とメールが来た時の気持ちといったらそれはもうパーリナイでした。





元々スチームパンクとか機械人形と人みたいな構図がめちゃめちゃ好きだったのでそれをゴールデンタイム!さんがやるの?最高では???以外の気持ちがなくて。
意気揚々と稽古場に向ってどえらい壁と対面しました。





竹久夢二。を騙る粕壁正彦。



最高の物語の最高のポジションでしたね。
筋金入りのチキンなのでマジでどうしたらええんやと四六時中、本当に過去一番四六時中役のことを考えていました。



そもそも悪役ってやったことなくて。
顔もオーラも善人だと言われて過ごしてきましたし自分も基本的にはそう在ろうと過ごしているので、自分のなかから粕壁に輸出できる感覚の少なさに震える日々。
あれだけの武器を渡されて音響や照明衣装にメイクで武装させてもらって、使い手が自分なんぞで本当に大丈夫なのかと泣きそうになる日々。



それで隣には鈴木詔子さん演じる佐々木カ子ヨ(お葉)がいるじゃないですか。めっっっちゃ上手いし強いじゃないですか。喰われる気しかしなくて。
俺が本当にちゃんとしないと夢二が傀儡に見えてしまうしお葉が黒幕に見えてしまう、すると最期のシーンで不必要な「(あ、普通にそうだったんだ…)」が客席で生まれてしまう、という恐怖がもうすごかった。



実際どこまで対抗できたのかは分かりませんが、悪役コンビで好きだったとのお声が多く頂けたのは素直に嬉しかったです。
あっ喰われるとか対抗するとか言いましたけど詔子さんを敵だとは一切思ってなくて!むしろ早い段階から高水準で芝居を固めてきてくだすったので、オーケーとりあえずのとりあえずそこまで高く飛べばいいのね頑張る、みたいな道標をたくさん立てて先導してもらえた感覚があります。最高に頼もしい仲間です。
本っっっっっ当に引っ張ってもらってばかりいてしまったなあ。御恩は一生忘れません。本当に。
特撮の話はできるわプリキュア一緒に踊ってくれるわで、俺のモチベーションを上げるために特殊な機関から派遣されてきたエージェントなのでは?ってくらい最高でした。



そんなお葉が愛してくれた粕壁正彦という男。
「怖かった」「一番人間臭かった」「共感できた」等、たくさんご感想を頂けました。あと目を褒められることが多くて嬉しかった…。
誰よりも素直で真っ直ぐな男だったのではないかと思っています。どこまで顕現させられていたかは別として(この注釈はしばらく全文に付きますが以下は省略します)。
愛するもの愛し、信ずるものを信じ。脇目も振らずに生きてきたが故に、全体重を預けてきたひとつの足場が崩れてからは何処に立っていいのか分からなくなってしまった。
国家のために生きる自分と、国家に裏切られた自分がぐちゃぐちゃに同在してバランスが取れなくなる例のシーンは本当にギリギリまでどう表現するか頭を抱えていました。
レイチェルの言葉に、客席からの視線に、照明の眩しさに、衣装の重みに、すべてに助けてもらいながら絞り出した言葉と身体でした。物足りなさを感じたのでしたらそれはただただ俺の力不足です。本当の粕壁はあんなものじゃない。


そうあんなものじゃないんですよ全部。粕壁正彦は。
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙悔しい。悔しい悔しい。
もっと上手になってちゃんとあなたにさようならを言えるようになるから。
まだしばらくは抱えて歩かせてください。



お褒めの言葉をくださった方々に失礼になるのでこれ以上は言いません。が、もっと役者として何ができるようになりたい、の方向性がはっきり見せてくれた役でした。



ちなみにお葉のことは一心同体レベルで信頼してました。お互い頭の回転は早いし相手がそうであることも分かってる、最終目的と現状の把握がしっかりできていて相手がそこでどう動きたがるかまで目も合わせずに理解できます。
その回の空気感調整を除けば、劇中で確実に目線が交わるのはOPのソロパートを終えて戻る時とエピローグで起き上がる時だけでしたね。エピローグでは視力の大部分失ってる気でいたので実質一回か。
恋愛ではなかったかも知れませんが、愛と呼べるだけの想いではあったと思います。




ところでブログってどうやって終わるんですか。



分からなくなってきました。




なんか気付いたら長くなってるし!
ちょこちょこツイートもしてるからもう喋ってる内容もあるし!
終わろうかな!


写真挿入したりリンク貼ったりみたいなやり方もよく分からんし!



基本ポンコツですからね!
本当に本当にいっぱいいっぱい助けてもらって今回の『ギヤストレイン』は駆け抜けることができました!!おっ終われそうな流れだ




全員に、全員に!!!



全力の感謝を。



なんか書きそびれたこと思い出したらツイートします。



あっ、「strain」の意味を調べてみるとなかなかエモいです。ぜひ。




ふう




やれてよかった。




あなたに。ありがとうございましたっ!







竹久夢二役 わたなべそう