人は反省をする生き物だが、間違いをまた繰り返す生き物である。

 

昔聞いたことのある言葉である。

 

景気が良くなり続けていったら、またバブルの頃のような生活を

人々はするのであろうか?

私が大学生の頃、時はまさにバブルの終わりかけにあった。

終わりかけだからこそ、バブル時代を満喫していた。

 

大学生の私でもなんとなしにお金があったし、

「お金なんてなんとかなる」

みたいな風潮さえあった。

サークルでダンスパーティーを主催すれば、すぐにたくさんの男女

たちが集まった。

ひとが集まるところにはお金も集まった。

商社やリサーチ会社等からアンケートを頼まれたり、試供品の配布

を頼まれたりして謝礼をもらったりした。

高額のパーティーチケットもすぐさばけ、予想外の収入にもなった。

パーティーでは高額ワインの代名詞であるロマネコンティやドンペリで

乾杯していた。

二十歳位の若造がである。

車も彼女へのプレゼントも高額化していった。

ブランド物でなければ服じゃない!

そんな若者だらけであった。(実際にはそうじゃない人のほうが多かった

だろうが・・・)

しかしあの時代確かに夢も希望もありふれていた。

しかしその分それが虚像とわかった後の低落ぶりは現在に通じている。

 

日本はまたあの時代を繰り返すのだろうか?


人は基本的に悪かったことは忘れ、よかったことは覚えていて、また

よかったころを夢見るものだと思う。(パチンコみたいだが・・・)

 

バブル・・・それは泡ブクだということを知っているはずである。しかし。


 人は反省をする生き物だが、間違いをまた繰り返す生き物である。