中学最後の音楽祭を終えて
昨日は中学校最後となる合唱祭でした。
クラス伴奏と学年伴奏の計3曲を担当しました。
みんなが描いたクラス合唱に対するイメージ画も力作で見惚れちゃいます。学校って色んな才能を持った子が刺激し合える、それぞれのアイデンティティを認め合えるところだなって、色んな行事を通して感じます。
今年から新設された指揮者賞・伴奏者賞は校長先生からのサプライズでした。
明るく褒め上手な校長先生のお陰で、更に勢い付いてる気がします。素敵な賞、嬉しかったです。ありがとうございました。
開催会場はかつて小山実稚恵氏や葉加瀬太郎氏もコンサートされた由緒ある文化会館です。音響効果が抜群に素晴らしい大ホールです。
僕は運良く幼稚園プレの頃から、この舞台に立って(いや、違うな…初回はずっとミサ先生に抱っこされて)音楽や楽器に親しんできました。
考えてみれば、次の4月から就職する人、専門分野に進む人、女子校や男子校に進学する人など進路は様々で、例え男女共学の高校に進学しても音楽を専攻する人は女子が多いので、小学校と中学校で当たり前のように取り組んできた混声四部合唱はもうできなくなるんですよね。
しかもこのメンバーでできるのも最後ということです。
僕はピアノと勉強に専念する為に部活動には入りませんでしたが、学年全員と取り組む全体合唱の時間が自分にとっての部活動のようなものでした。
本番が近づくと、昼練・放課後練は当たり前でしたし、午後の2時間はアリーナで永久ループの通し練をした日もありました。外部顧問の先生にご指導いただいたり、クラスに一台キーボードが貸与されたりと、アレ?自分は音楽学校に通ってるんだっけ?と変な錯覚をしてしまう日もあったくらいです。
指揮者も大体オーディションで選ばれる人は決まっていて、学年を重ねるうちに阿吽の呼吸で、お互いを信頼して本番はいつも上手くいきました。
みんなが凄いのが、リハーサルより本番はもっとパワフルに出してくるので、ピアノの弦が切れる寸前くらいの勢いで弾いてもかき消されそうになります。まだ足りない!と筋肉痛になりながら毎回刺激をもらってました!!
昨日は3年生だけお昼抜きで夕方まで取り組んでいて、途中から男子が「腹へった腹へった」うるさかったですが(笑)学年全体の「はじまり」と「大地讃頌」は、雄大かつ壮大で仲良く1つに溶け合った素晴らしい出来栄えだったと思います。感動でした。
もうすぐ受験!!にも関わらず、何事にも楽しく全力で取り組む校風はサイコーの環境だと思ってます。受験も全員で乗り切るものだと思うので、みんなで励まし合いながらこの勢いで乗り切りたいです。みんなが希望の道に進めますように!!
母校開校50周年記念式典にてまた伴奏させていただきますが、みんなとできるのも本当の意味で最後だと思うと、今からウルウルきてます。
みんなの歌声に負けないように更に指トレ頑張って、いい合いの手になれるように精一杯頑張ります!


