毎日、治療をしながらまたは手紙による、相談事も多くあります。

 

相談の内容もいろいろですが、このところ特に多いのは三十代、四十代の方の問題が多いです。問題の中味はそれぞれですが大きく分けると次の四つになります。

①家から外に出ない、②サラ金(消費者金融)から借金ばかりする、③対人関係で悩む、④結婚が出来ない、などです。

 

①の働きに出ない若者とは、どちらかというと当院の相談に限っては女性の方が多いです。全国では、ニート(NEET)と言って働きにも学校にも行かない若者が増え、現在では推定で八十五万人以上(厚生労働省の二〇〇五年の調査では、六十四万人)もいるとのことです。

 

UnsplashZHENYU LUOが撮影した写真

 

でも当院の相談者は、このニートとは違います。うつ病とか精神不安症、パニック症、てんかん持ちなどの病気が原因で働けない人です。相談者は、この人達の親からです。親も高齢になっています。これから先の不安や、子供の将来の心配など訴えてくる姿にも重いものを感じます。

 

対策としては、医者に行っていろいろの薬をもらっていますが、少しも改善にはなっていません。表面的な解決策では良くなる訳がありません。原因は、ほかにあるからです。

 

②のサラ金(消費者金融)で困っている人は、子供の借金を親が肩代わりして支払うと、また子供が借りる…の繰り返しで親も子も行きづまってしまいます。私は、親は心を鬼にして「親が支払ってはダメだ、子供には自己破産をさせなさい」と指導させてもらっています。

ここでいくら親が子供に説教をしても、子供はまた借金を繰り返します。原因は本人の意思以外のところにあるからです。

 

③の対人関係で悩む人は、職場でも友人仲間でも、身内の中でも嫌われたりいじめられたり裏切られたりします。それが原因で、対人恐怖症になったり引きこもりになったりして楽しい人生が送れなくなります。話し方教室に通ったり社交術の本を読んでも少しも良くなりません。原因は外にあるからです。

 

④今は、男の人も女の人も結婚年齢が高くなっています。社会環境の変化もあるのでしょうが、結婚できた人は良いとして結婚できない人が増えています。病気とか家の事情で出来ない人は別として、このような結婚にも別の原因が深く関わっています。それが結婚を邪魔しているのです。

 

これら①~④までの問題も、その他日常に起こるいろいろの問題も共通した原因がもとで起きていることがはっきりしています。

 

私達は今までも、そして今でも目に見える一般的な常識の範囲でこれらを解決しようと努力しています。しかし、常識内の解決策では限界があります。その証拠に困り悩む人が減らないで増え続けています。

 

さて、このようないろいろの相談の問題点を神様に伺いながら探していくと次のような点に要約されます。以前の私ならば、このように神様のご指導を頂けなかったのですが、今はありがたいことに神様の道具として使っていただけるようになりましたからどんなことでも解決策を見つけ出すことが出来ます。

 

なぜ、神様がこのような力を示して下さるのでしょう。その理由は、神様は私たち人間の親ですので苦しみ困る子供をなんとか助けたいと思っているからです。しかし、宇宙法則の中で因果応報の理は曲げるわけにはいきません。

 

いろいろの悩み苦しみの諸原因は、因果応報の結果が出ているからです。このことに気づいたならば因果応報の理を正しくして、これを機に神の心や宇宙の真理という目に見えない世界を学ぶことです。大きくみると、本人の霊格をワンランク上のステージに上げる為の神様の手引き(導き)です。

 

『心の友』誌第二十四号でも、この世とあの世はものすごい深い関わりがあり、この世のあらゆる事はあの世の見えない何かによって影響されていることが良く理解されていることと思います。

 

再度、繰り返して話します。この世の生きている日常生活の四十パーセントぐらいは、見えない何ものかにより左右され自分の意思だけではどうにもならない部分があるのです。でも、ほとんどの人は五感で知る常識の中での判断ですからなかなか解決への糸口は見つかりません。

 

悩みや苦しみ、その他の問題の諸原因は因果応報(因果律)の理に従って起きています。ですから、因果応報の理を上手に使って解決して行けばよいのです。

 

今まで『心の友』誌でお話させてもらった事ですが、次にあげます。

⑴人間は死んでおしまいではなくあの世に行っても生き続けていること。

⑵人間として生きていた時に、思ったり考えたり、持っていた性格などはそのままあの世へも持ち越していること。

⑶生きていた時に行った善い事、悪い事のすべては因果応報の理が働き、善い行いに対しては善い結果が、悪い行いに対しては悪い結果が、自分に必ず戻ってくるという法則があります。

 

ただ問題は、行ったことに対する答えが出て来るには時間がかかり、生きている内に清算されるか次に生まれてきた時に前生の因縁として清算されるかの時期のズレはあります。このようにズレはありますが、原因と結果は必ず清算されます。これが法則です。

 

だから「あの人は運が良い人だ、あの人は運が悪い人だ」という人を見かけますが、偶然とか運の良し悪しということはなく、そこには因果応報の理が働いてそういう結果が出ているだけなのです。人間は誰でも前生(前世)、今生(現世)の『因果応報の理』の作用を受けています。

 

私達は、日本に生まれて恵まれた環境で生活していますが、前生か前々生に生まれて生きていた時代は今と違い、戦国時代であったり食べるにも困る時代であったかも知れません。そのような中で生涯を送ったのですから、当然生きる為に人を泣かせたり、困らせたりいろいろな事があったと思います。

 

しかし理由はどうであれ、やった行為は善いにつけ悪いにつけそのすべてが『因果応報の理』となって魂に刻み込まれているのです。

 

さて、本題に戻ります。病気や事故、困った出来事、対人関係や金銭に困る…などすべては次のような見えない力の作用が関わっています。

 

・前生の因縁です。何らかの理由で、前生で他人をいじめたり苦しめたり困らせたり泣かせたりした結果、そのいじめ苦しめられた人が一人の場合もあるでしょうし、十数人の場合もあるでしょうが、その人達があの世からこの世の本人に向かってものすごい復讐の念を送り続けていることです。

 

本人がこの世で幸せになるのを邪魔して、困らせ不幸に落とし入れようと敵を討つことに専念しているのです。当然、このような悪い念を送っている前生でいじめ苦しめられた人達も、理由は何であれ神の想いは人を許し皆と仲良く協調しなさいとの意に反するわけですから、あの世でも暗い寒い世界で生きていることになります。

 

ですから恨みの念は益々強くなり、こちらの生きている本人に念を向けているので本人がいくら名医にかかり薬を飲んでも良くはなりません。どんな立派な説教を聞いて、自分を正そうと思っても対人関係をうまくしようと思っても、表面の目に見える範囲の解決では好転しないのです。

 

何故ならば恨んでいる人達は、この世の本人が幸せになったり良い状態になるのは悔しくて仕方がないからです。困ったり泣いたりする状況をみて、ざまあ見ろと思っているのです。

 

恨んでいるあの世の人達も、恨んでいる内は、絶対にあの世の明るい世界には出られないのです。だからこの因果応報を解決しない限り、あの世の人もこの世の人も共に苦しむことになります。神様は、この世の本人もあの世の恨みの人達もみんな助け上げ陽気暮らしをさせたいと思っているのです。

 

それで神様は、解決策を教えて下さいました。それはこの世の本人が、あの世の恨んでいる人達に詫びればよいのです。前生の経緯はどうであれ結果として恨まれるようなことを前生にしているのですから素直に詫びればよいのです。

 

心から謝ることです。誠心誠意を持って詫び続けると、時間はかかるかも知れませんが必ず怒っている恨みの人達は許してくれます。それでも許さない時は、今度は逆にあの世の人達が悪くなります。でも高級霊の方々が必ず仲立ちに入って良きように導いて下さいます。

【※詫び方については『心の友』誌第二十三号を参考にして下さい】

 

・本人の前生と同じく、本人の家の因縁によって子孫が困らされている事も多くあります。本人の3~4代前の先祖が、何人もの人か一人かもしれませんが、やはりいじめ苦しめて相手の財産を奪ったり困らせた因縁が原因となって子孫が困り苦しむ状況を作らされるのです。これも、本人の前生の因縁と同じ方法で解決して下さい。

 

・前生や先祖の因縁の他に多い障りは、土地(屋敷内)の障りです。これも『心の友』誌第二十三号でふれていますので参考にして詫びて下さい。詫びると早く解決します。普通の人は、屋敷内に土地の神(土公神、金神、姫金神)がいることすら知りません。信じても信じなくても良いですが、実行すれば必ず答えは出ます。

 

・神社の神の障り。多くの人は神様といっても神とは何か、本当の神とその辺に祀られている神社や仏閣の神との違いはわかっていないと思います。詳しいことは、今までの『心の友』誌で説明させてもらっていますので略しますが、神社仏閣に祀られている神は『正神』とは限りません。

 

人間や低級霊を祀ってある社の神は障りをよく起こします。本当の神様は罰を与えたり困らせるようなことは致しません。大愛でいつも守護して下さいます。特に障りの多いのは前生で、その神社の宮総代の役目をしていた時にお賽銭箱のお金を私用に使ったとか、神社の建物を壊したとか、今世でも神社の境内で悪さなどをすると障られる場合が多いです。

 

何か心当たりのある方は、相談は無料ですので御一報下さい。このような人は、皆さんの力ではどうすることも出来ないので高級霊様にお願いして善処致します。

 

・先祖の憑依により子孫が困らされることもあります。これも個々に相談して下さい。

 

・めったにないことですが、生霊の障りもあります。丑の刻参りと称して、神社の境内でワラ人形を杉の木にクギで打ちつけて、呪いをかけたというような話を聞いたことがあるかと思います。こんな願かけをしなくても、生きている誰かに強い思いの念を送ると受ける側の人の体調が狂ったり、困ったことが起きたりもします。これも、心当たりのある方は相談して下さい。

 

以上のようなことがあると、これが原因となり関係ない雑霊までが憑依して、本人は大変困ったりして事故にあったり病気になったりします。

 

〈具体例〉

 

①の三十代、四十代の人で精神の異常や病気その他で困っている相談者に対しては、それなりの指導をさせてもらっています。しかし、三十代、四十代の困っている本人が前生の因縁だから「○○のお詫び」をするようにと申してもそのようなことを信じなかったり、病気や精神不安等でお詫びが出来ない人がほとんどです。

 

因果応報の理から本人が詫びるのが一番早いですが、それが出来ない時は両親のどちらかが、娘(息子)の○○に代わって私がお詫びさせて頂きますと言って詫びて下さい。少し遠回りになりますが誠意を込めて詫びることです。必ず通じます。幼児の因縁も親が代わって詫びると良くなります。幼児や小さい子供は詫びられないからです。

 

そのような子供を持つのも偶然ではなく、そのような因縁があって親子になったのです。神は、その子を通して親に真理を学びなさいよと手引きをして下さっているのです。だからその子を困ったと見るのではなく、その子によって真理に気づけたとその子に感謝するようになればしめたものです。

 

ここで言いたかった事は、表面上の目に見える範囲の解決策だけでは結果が出ないという事です。目に見えないこのような因縁を解決することにより間違いなく良い結果が出ます。信じようと信じまいと多くの人が行った結果、明るい人生に切り替わっています。それは、事実が証明しています。

 

つまり、理屈はどうでも皆さんが幸せになれば良いことです。一番効果の上がるのは親の心が変わり、真理を学び「内の心」で生きることです。(内の心とは、利己的ながり我利我欲を離れた協調や奉仕、他愛などのことを言います)