現在の世界のように、あまりにも酷いことばかり続くのを見ていると、大神様・親神様はなぜ放置しているのだろうと思うことがあります。

 

難しい問いですが、「さまよえる魂の救済」や「霊障からの奇跡の生還」の記述を前提としますと、決して放置している訳ではなさそうです。

 

大神様・親神様ははっきりと言わずにボカして言うことはあっても、嘘は言わないということを前提とすると、大神様・親神様は全てを司っている(=支配している)と話しているので、基本的に、地球上の物事全てを思う通りに変えられるはずです。大神様・親神様が万物を作り出しているので、生殺与奪の権を握っているわけです。実際、悪神を消滅する記述があったりするので、これは事実でしょう。

 

となると、悪神やその手下の悪霊、憑依された人間が酷いことをしていれば、全部消滅してしまうことも出来るわけです。ではなぜそうしないのでしょうか?

 

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これをしてしまうと、結局、魂だけの世界、肉体のない世界の修行と何ら変わらなくなってしまうからだと思うのです。

 

元々地球を作り、私たちを肉体を持った人間として修行させているのは、魂だけの世界だと、喜び・苦しみ・痛みといったものを理解できず、他者への愛や思いやりを学ぶのが難しいからです。

 

そうして作った地球に神様があれこれ介入してしまうと、結局、過度に保護された現実で修行をすることになり、意味がなくなってしまうのだと思います。

 

ですので、原則として、あまり介入はしない、しかし、最低限の介入はする、というのが実際のところではないかと推測しています。

 

現在の日本や世界を見ていると見るに堪えない世界となっておりますが、これは今に始まったことではなく、日本は第二次世界大戦など、これまでも色々と大変な経験をしてきています。つまり、大神様・親神様は、人間から見ると介入して当然だと思えるような場合でも、介入しないのです。その結果、人間が大量に死ぬことは当然あります。

 

しかし、全く介入していないかと言うとそうではないと思います。なぜかと言うと、全く介入しないと、地球が滅ぶのは想像に難くありませんが、地球が単に滅んでいく中で人間を修行させるのも意味がないからです。未熟な人間が集団で自滅していくのを最後まで見届けることに意味はありません。大神様・親神様も、無駄なことはしないでしょうから、意味のない修行をさせるくらいだったら、ある時点で自らこの世界を止めてしまうでしょう。

 

つまり、地球が存続している以上、まだ人間を生かして修行させることに意味があると思われているので、あまりにひどい結末になるのは避けるように、最低限の介入はしていると推測されるのです。

 

また、究極的には、この世界のあらゆる苦痛や災難、悩みは、実は大したことのないものだということも、神様が積極的に介入しない理由の一つではないかと思います。

 

昔、「マトリックス」という映画があり、人間の首の後にプラグがあり、そこから仮想世界につながっているが、プラグを抜くと現実に戻ってくるという描写がありました。

 

これと少し似ていて、私たちの魂は、あの世では肉体がないので痛みを感じないのですが、魂が人間の肉体に搭載されている間は痛みを感じます。この時、人間としてどんなに想像を絶する苦痛を感じようと、死んだ瞬間には魂だけの世界に戻るので、全ての苦痛が消えてしまうのです。

 

言い換えると魂は永遠であるが苦痛は永遠ではない、ということです。死んで次に意識(正確に言うと人間としての意識ではありませんが、この世界の言葉では正確に表現するのは難しいので感覚的な言葉を使用しています)が戻った時には、苦痛がないのです。

 

ですので、この世界がどれだけひどくなろうと、魂としての私たちは死んだ瞬間にそうしたひどい世界とはブツン、と切れてしまうわけです。修行している間、どれだけ辛くても、死んだら楽になり、いくらでも休息が取れるわけです。

 

このように書くと「さまよえる魂の救済」と「霊障からの奇跡の生還」を読まれていない方は誤解するかもしれませんが、これは、自殺したら楽になるということではありません。

 

自殺した人は神様から許してもらうまでは地獄で苦しみますし、悟りのないまま死んだ殆どの人は、肉体がなくても苦しみます。肉体のないまま苦しむということがどういうことなのか、正確にはわからないのですが、魂だけになって肉体がなくても、精神を追い詰められるような世界に落とされるのか、とにかく苦しむことになるのです。

 

ここで私が言いたかったことは、私たちが神の心に沿った生き方をしていれば、死んだ後は、苦痛のない世界に行くことが出来るので、苦痛に満ちた世界を恐れる必要はないということです。

 

苦痛や悩みは修行のためのものです。そして悟りを開けば、苦痛や悩みは減っていきます。

 

このような世界観はなかなか理解されないかもしれません。きちんと書こうとすると何ページも必要なので、ブログ記事として書くのは若干無理があります。しかし、上記の点を理解しておくと、今のような世の中を生きるのが楽になるので、ひとまず書かせて頂きました。