以上のことから先祖供養の大切さを分かって下さった事と思います。さて、加藤先生に魂入れをお願いすれば完全ですが、加藤先生に縁のない方は出来ません。坊さんのお経でも、また、新興宗教の祝詞(のりと)でも位牌への魂入れが出来ないとなると、どうしたら良いかという事になります。完全な方法ではないかもしれませんが次の方法で行ってみて下さい。

 

まず、黒塗りの一枚板の位牌を仏壇屋さんから買います。そこに〇〇家先祖代々の霊位という金文字の名前を書いてもらいます。これが出来ましたら、家に持ち帰り、テーブルの上に線香とローソクを立て、出来上がった位牌を置き『○○家の御先祖の皆様、全部の人がここにお集まり下さい。お集まり下さい。』と声をかけます。


しばらく様子をうかがい、集まったと思われる数分後に『それでは皆さん、この位牌にお移り下さい。今、私が声をかけますので、その声に乗ってお入り下さい。』と申し上げ両手を合わせ、両方の人指し指から念を位牌に向けて、この念に乗ってお入り下さいと力を入れて『エイエイ』と声をかけます。


そうするとかなりの先祖の人は移れると思います。それを入れた後、半月と一か月後位に同じ事を繰り返して下さい。もし落ちている人がいればその人は、この時に入ります。入れた後は、毎日御飯やおかず、お茶、水をお供えして下さい。(酒や牛乳、菓子などは、時々お供えして下さい。)

 

食事のお供えは一日一回で良いです。花は生花が良いです。食事のお供えは『御先祖の皆様でお召し上がり下さい。』と声をかけて下さい。決して、おじいさんとか〇〇さんと先に声をかけないことです。