ベテランの罠 | アジアNo1を目指すベンチャーキャピタリストのアメブロ

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サイバーエージェント・ベンチャーズ代表のブログです。ネットビジネスに特化したアジアNO1のベンチャーキャピタルを目指して、世界を変えるネットビジネスを日々考え、日々探しています。皆さまよろしくお願いいたします。

私たちは、インターネットビジネスという非常に流れの早い領域で日々仕事をしているわけですが、自分自身で強く意識しているのが、“ベテランの罠にはまるな”ということです。

例えば、若手社員とベテラン社員をいくつかの項目で比較してみると、
(ちなみに、若手社員はサイバーエージェントの一般的な若手社員をイメージしています)

1.仕事に対する取組み姿勢
若手社員は前のめり ベテラン社員は経験がある分慎重

2.情報に対するアンテナ
若手社員は高い ベテラン社員はあまり高くない

3.柔軟性
若手社員は先入観が少ない分高い ベテラン社員は経験値や自論があるためあまり高くない

4.仕事の処理能力
若手社員は経験が乏しい分高くない ベテランは経験豊富なため処理能力が高い

5.仕事のクオリティ
若手社員は経験が乏しい分高くない ベテランは経験豊富なためクオリティが高い

6.マネジメント力
若手社員は経験がない分高くない ベテランは経験豊富なためマネジメント力が高い

何が言いたいかというと、仕事の質やマネジメント力で勝負できないベテランは、いとも簡単に若手に負けてしまう、ということです。

これが顕著になった状態をいわゆる“老害”と呼ぶのだと思います。

もちろん、ベテラン社員の中にも1から3の能力が高い人はいますが、大切なことは、自分自身が組織の中でどんな能力を期待され、発揮すべきなのか、を明確に意識し、実践することだと思います。

これは、経営者の場合でも同様で、事業がうまくいっている経営者ほど自分自身の強みを理解していて、自分自身が強い部分は自分がコミットしてやるけれども、自分が弱いところは思い切って任せることで組織として成果を出す、ということをやっている気がします。

GWも本日で最終日、明日からまた全力で頑張りたいと思います!