千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)千日回峰行比叡山の峰や谷を7年かけて計1千日巡り、礼拝する厳しい修行。山川草木などあらゆるものに仏の姿を感じながら歩く距離は地球1周分(約4万キロ)。修行を始めてから700日を超えると9日間、食事や水、睡眠を断って不動真言を10万回唱える「堂入り」の行が課される。その後は山中だけでなく、京都市内でも礼拝する。満行すると、行者は大阿闍梨と称され土足で宮中に参内することが許されてきた。