いつまでも泣いていると成仏しないよ。

って言われたら、どう思う？

言っている人は慰めになっていると思うのだろうけど、

言われる方は、本当は傷ついていることもあるんだよ。

愛する者を失ったら、泣くよね。

ごく当たり前で、かつ自然な感情だよね。

そんな人に、泣くな！って言っていることなのよ。

昔、猫が亡くなる度に母親に言われたよね。

男の子なんだから、猫が死んだくらいで泣くんじゃない！

って言われて、それが辛くて、より泣いてしまい、

男が泣くな！と言ってるでしょ！と引っ叩かれて、

叩かれた頬の痛みと、理解してもらえないことに、さらに泣き、

いいかげんにしなさい！

ずっと、そうやって泣いてなさい！！

って言われて、見放されたことに、さらに泣いていましたね。。。

人って、泣いている人を慰めるのが下手だよね。

これと一緒。

涙を止めることが、慰めじゃないのよ。

涙していることに、寄り添うことが慰めになるのね。

私の猫や鳥たちは、みんなそうしてくれた。

泣いていると、大丈夫？って、

そっと寄り添ってくれた。

落ち込んでいると、どうしたの？って、

心配そうに見つめてくれた。

言葉が違うから、

あの子たちなりに違いを乗り越えてくれたのね。

同じ言語があるのなら、その悲しみを聞いてみようよ。

同じ言語があるのなら、その辛さについて語ろうよ。

それが出来るのが、同じ言語を持つ者同士なのに。

お釈迦様は言葉について、

相手のことを思いやり、どのように言葉を使うか考え、

相手が幸せになれるように言葉を使いなさい！って。

それが言葉の正しい使い方ですよって、

2500年前から教えてくれる。

私はお釈迦様のようにはなれないので、

いろんな言葉でもって、いろんな表現でもって、

思ったことを記してゆくだけ。

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私の著書：

「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社