毎日ブログをしていれば、タイムリーな話だったのですが、今年のうちに！

11月21日のFacebookには投稿したけど、境内に1匹のタヌキが訪れました。

2階で作業をしていると、妻の車が戻ってきた音がした後、携帯に着信があり、表示を見ると妻から？？？

2階の窓から顔を出して、車内の妻を見ながら携帯で話すと、玄関先に可愛いタヌキがいるよ！と教えてくれました。

てっきり、またやせ細った老いたタヌキが亡くなりに来たのかと思っていたら、毛並みがふさふさの元気なタヌキちゃんで、人を怖がらないのか30ｃｍくらいまでなら近づける子でした。

お腹空いてるかもしれないと、蘭虎用のササミをもって戻ると、タヌキは火葬炉の方へ。

火葬炉のあたりで立ち止まってはクンクン臭いを嗅いで、フラフラしております。

その後、私のいる方に来て、通り過ぎ、今度は合同供養碑の方へ。

また、供養碑のところで臭いをクンクン嗅ぎながら、供養碑の後ろで一休み。

妻：

人を怖がらないのかなぁ～、なんであっち行ったのに戻って来て、そこで寝ちゃうんだろね？

私：

昨日、道路のタヌキを連れ帰って来て、今朝火葬したんだよね。

だから、火葬炉のところでも同じように、クンクン臭いを嗅いでいたもん。

妻：

私たちには分からないけど、やっぱりタヌキの臭いがするのかなぁ。

私：

そうだね。あの様子からすると、きっと、仲のいい誰かだったんだろうね。

いつものようなやせ細った子じゃないから、亡くなりに来たのではなく、お参りに来てくれたんだろうね！

寛いでいる鼻先のところに、ドックフードとササミをあげますが、匂いを嗅ぐものの食べようとはしません。

警戒しているのかと思い、離れてみても食べようとはしません。

温かい日差しのあたる落ち葉のベッドで寝始めてしまいましたので、私たちもそっとしておいてあげようと、その場を立ち去りました。

その後、タヌキちゃんどうしているかと2階から見ると、もう姿はありませんでした。

ご飯も食べずに立ち去ってしまったのです。

きっと、今朝火葬したタヌキは愛しい者だったのでしょうね。

歩き方や臭いの嗅ぎ方、考えているかの様子からすると、愛する者を探しているかのようでもあったし、元気なく歩く姿や匂いを嗅いでも食べない仕草からすると、愛する者を失い気落ちしているかのようでもありました。

タヌキが寛いでいる時にお参りに訪れた方と、このタヌキの話をしていると、「タヌキの夫婦は絆が強くて、なんでもふたりで行動するから、つがいのどちらかなのかもしれないね」との話を聞き、きっとそうなんだろうなぁとジーンをきてしまいました。

タヌキちゃん。

ちゃんと供養したから、安心してね！

もしもの時があれば、またお寺においで。

同じく供養して、同じお墓に入れてあげるからね！

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私の著書：

「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社

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