20代前半頃から、無意識に歯を嚙みしめる癖が極端に増え始めました。身体は小さい頃から、全身いつも緊張していました。
(生まれながらに霊感も強いので、言葉として表現できなくても、この場所はなんだか嫌な感じがする、など、人の思いだけではなく、場の微妙な空気感の違いも感じ、身体が常に反応していました。)
職場で感じるストレスが増えるにつれて、歯を噛みしめる回数も比例して多くなりました。マウスピースを作っても緩和せず。家では無気力で、よくうつ伏せでベッドにふさぎ込む癖もありました。片方ばかりで噛む癖もあり、あまりかまず早食い傾向でした。
若い頃は、変な癖があっても、身体の細胞達が元気いっぱいなので、なんとか維持してくれます。しかし、30代、40代と年齢を重ねるにつれて、それらの癖の影響が色濃く出てくるようになりました。
小さい頃から歯並びは綺麗だったので、歯並びで困ることは一生ないと思っていました。しかし、徐々に、歯並びが崩れるようになってきました。40代で矯正を始め、今は、綺麗な歯並びを維持できています。(矯正はお金がかかります…)
身体の過緊張により、首や肩はいつもガチガチ。頭皮もカチコチ。特に上半身がいつも緊張しっぱなしでした。固くなりすぎて、それが普通になっていました。
親から譲り受けた偏頭痛もひどく、救急車で一度運ばれたほど、酷いものでした。吐き気を伴う頭痛が起きれば、2日程は寝ていないと治らない状態でした。
偏頭痛の強い薬を飲んでいました。脳内は全く正常だったのですが、長年、頭痛には悩まされていました。
偏頭痛に悩む人には、完璧主義な頑張り屋さんがなる傾向が高いそうです。幸い、結婚して数年たった頃から、偏頭痛は消失しました。緩むことを自分に許し始めたからでしょうか。
心と身体は密接に関係しています。心が緩めば身体も緩む。逆もまた然り。
今、緩むことを積極的に始めていますが、まだ、頭、首、肩は根強いです。なにか、ストレスを感知すると、途端に首、肩が固くなります。人の言動、思い、状態に敏感なので、この辺りが、特によく反応します。
私にとって「緩むこと」は、これからの人生で、生涯習得していきたいことです。もう、我慢しなくていい。自由でいていいよ、と、身体に教えてあげたいのです。
今までの思考癖を手放す行為は、筋トレに似ている、という記事を以前書いたのですが、本当にそう感じます。
人は、いつも一緒に暮らす人から、大きな影響を受けます。親の価値観、思考癖、制限、全部ダウンロードしてしまいます。歩き方さえも。
私の母は、O脚でした。私もそうだと思い込んで、生きてきていました。
ところが、それはただ、母の歩き方をコピーしていただけで、正しい筋肉、関節、骨の位置に戻し、今までの癖を修正し始めたら、変に力が入っていた偏りがなくなり、力がバランスよく分散し、歩くのが楽になり、足は真っすぐになりました。
その位、生まれて最初に身に着ける癖って年数と共に強化されていき、歪みや痛みへと繋がっていく、根強いものです。でも、筋トレと一緒で、歳を重ねていたとしても、正しいやり方を新しく覚え直せば、直していけます。
身体の変化を感じながら、心も一緒だなとつくづく思います。
筋トレをするように、今まで使わなかった視点で、楽な考え方で、好ましい自己像、前向きな信念を持って、人生を歩み直すことは、充分可能です。