親に対する恨みがまだ、めらめらと燃えている人は、「親に感謝しなきゃ」とは、考えないでください。(余計に苦しみが増すだけです)

 

 恨みを、なかったことにするのではなく、自分の気の済むまで、恨んでください。(赦しは、まず自分に対して行います。親を恨む自分を、決して責めずに自分を抱きしめて、許してください。)

 

 私は、「認知の歪み」を知ってから、ポジティブな面に敏感に反応し、それをたくさん感じて、喜べる自分になりたいと強く願うようになりました。

 

 時々、そのような境地になるのですが、やっぱり過去の習慣に逆戻りしてしまい、気づけばまた、ネガティブなことに、強く反応し、怒りの感情に飲まれてしまってました。(それだけ怒りを感じていられるのは、ある意味、エネルギーがあることみたいです)

 

 なんだか、とても疲れてしまいました。人に対して好ましくない意味付けをすることは、自分の人生に、そのような登場人物を増やすことになってしまいます。

 

 もう、こんな思いしたくないのに、またやってくる、負のループ。

 

 今日からでも、今日の良かったこと探しを始めよう。手帳に1日3個書く実験をしています。

 

 そんな時にふと、私の親は、「キング・オブ・ザ・毒親」だけど、嬉しかったこと、良かったことってひとつもなかったんだろうか?と疑問に思いました。ひとつか、ふたつ位は、あるのではないか。

 

 ・描いた絵、字が綺麗で、作文などの文章を上手に書けることを、褒めてくれた

 ・ペットを飼ってくれた(★動物には沢山の癒しをもらった)

 ・習い事をさせてくれた(させてくれなかったものもありますが…)

 ・衣食住(親の好む服、住みたくない場所であっても…)

 ・学校に行かせてくれた

  (不本意な場所、又は行きたくない時に強制されたのは、悲しかった)

 ・手料理を作ってくれた(その時食べたくないものであっても…)

 ・自分だけの部屋があった

 ・家の中を、いつも綺麗に掃除してくれていた

 ・いつもふかふかの布団を季節に合わせて、準備してくれた

 ・交通事故に遭った時、真っ先に母が駆けつけてくれた(幸い、怪我なし)

 ・命を与えられたこと

 ・どこか身体が痛い時は、病院に連れて行ってくれた

 

 

 心を認めてもらうことは皆無で、精神面は酷かったですが、最低限、生き長らえることは、してくれました(私が異常な関係を断つまで、ラプンツェルのような状態だったことは、受け入れがたいですが…)それだけは感謝しています。