開腹手術を受けて 約2週間が経過
入院中は痛くても けっこうアクティブに歩き
驚異的な回復だと 医師や看護師も 褒めてくれた
でも 病院は 計算し尽くされている
平坦な広い廊下だから 負担なく歩ける
ベッドも ボタン一つで 上半身や下半身を あげられる
荷物を置く棚も 軽い力で 開閉できるように 工夫されている
食事のメニューに やや不満な点があっても 上げ膳据え膳は ありがたい
そして 何かあったら ナースコールで いつでも来てくれる 安心安全な所
けれど 家に帰ってきてみたら 活動量は増える
思いのほか 体力は激減していて 何をするにも 一苦労
家事で ちょっと立っているのもつらい
階段や 室内外を歩くのも お腹をかばうように おばあちゃん歩き
お通じも ひと苦労 体制を変えるのも ゆっくりと
椅子に座っていても お腹が痛くなり 床に お腹を伸ばして座る
日々 生活する中で 何気なくやっている 動作のひとつひとつは
身体の要ともいえる 腹筋が支えてくれていることを 痛感
例えで 腹を据える 腹を決める とか
「腹」という言葉で 表現するけれど
それほど お腹という場所は 丹田がある
その人の 生命エネルギーが宿る場所だから
とても 重要
お腹を切ったら こんなにも 不自由なことだらけだなんて
何もできない自分が 歯がゆく 涙が出てしまう…
元通りの生活になるまで 1か月という意味を 痛感しています
病発覚から いろいろな幸運も 重なったけれど
気持ちの アップダウンも経験して
いろいろ 勉強になったけれど
病院には 極力行きたくない境地に 達しています
経済的な負担が ボディーブローのように 効いてくる
治療に使ったお金を 旅行や 好きな家電に 使えたら
らくらく 買えるのに… と 思ってしまいます
身体が健康であることが 一番の財産です
健康だからこそ やりたいこと 好きなことができる