まだ 小学校高学年くらいの頃

 

 とあるドラマの主題歌だった 洋楽に出会った

 

 まだ 英語の意味も あまり わからなかった当時

 

 一度聴いただけで 頭から離れなくなった

 

 そして わけもなく 涙が零れ落ちた

 

 何度も 何度も聴いて 胸が温かくなった

 

 自然と英語の歌詞を覚えて 空で歌えるようになった

 

 英語の歌は 日本語のように ダイレクトに歌詞を聴いて

 

 言葉から想起される イメージが活性化されなくていい

 

 純粋に 音の響きに 集中することができる

 

 私は 洋楽が それから とても好きになった

 

 ふと 思い立って 歌詞の意味を調べた

 

 当時の私の状況を まるで 歌にしたみたいに思えた

 

 歌詞の中には 「あなたの物語を生きて」

 

「どんなに今 暗闇の中にいても 光は差し込んでくる」

 

「素晴らしい未来が 必ず やってくる」

 

「だから あなたの道を 決して あきらめないで」

 

「魂は どこまでも 高く飛べるの」

 

 涙が とめどなく流れ この音楽に癒された 

 

 あきらめずに 楽しんで 魂が 高く飛んでいけるように

 

 歩んでいこう 未来の私に向かって