私は、美容院や歯医者などに行くことがとても苦手です。苦痛すぎて、髪を切りたくなっても、心の声を極限まで我慢してしまいます。その理由は、上記タイトルの症候群に該当するからです。病院で診断を受けたわけではありませんが、シャンプー台の形状や身体の体制によって、首が圧迫され、血液が流れにくくなり、手足がしびれてくるのです。
美容院脳卒中症候群とは、仰向けに寝て、首を反らして髪を洗うことで、首の血管が圧迫され、めまいや吐き気、ふらつきなどが起きたりすることです。この記事を見た時、「私だけじゃなかった!」と思いました。コメント欄を拝見して、人知れず悩んでいる人がいるのだなと思ったものです。
しかし、現実は…というと、このことを知らない美容師さんが圧倒的に多いです。私は、長年、言いたいことを我慢してきたアダルトチルドレンなので、もちろん、いつも我慢していました。でも、理解されまいが、変に思われようが、髪を切る時に、「シャンプーなしでお願いしたい」と言ってみることにしました。
シャンプーなしで髪をカットしてもらうことは、かなりの確率でOKがもらえることが、わかりました。ただ、大抵の方は、不思議に思って理由を聞かれます。正直に話すのですが、シャンプー台で苦痛な経験が皆無の方は、横に寝ているだけで?みたいに不思議に思われます。
不思議に思われるだけなら、まだかなりましな方ですが、理解はあまりされません。いろんな価値観の人がいるので、致し方ないですが、私が、美容師さんに求めることは、誠実にこちらの要望やオーダーを丁寧に聞いて、持てる技術で、できるだけ短い時間で済ませて帰りたい派です。
世間話をすることも苦痛なので、できれば、本を読むか、黙っていたい。ただ、相談事やカットに関することは、詳細に事前に話し合いたいです。美容院や歯医者さんと言った、身体に触れて、サービスや医療を受ける行為は、極力、同じ所で、気を遣わずに、目的を達成したいのですが、こればっかりは、人対人なので、会ってみないとわからない。一度、体験してみないとわからないのです。
私は、広告の類は信じません。なぜなら、顧客から厚い信頼を得て、素晴らしい技術を提供している誠実で、人柄も良い人の元へは、広告など出さずとも、人は集まるのです。だから、逆に広告を出している所などは、要注意です。大抵は、期待を裏切られる結果になりがちです。
最近、経験しましたが、ホームページに書いてあることも当てになりません。口コミが当てにならないという記事は、以前にも書きましたが、HPに懇切丁寧に事前にわかりやすく、医療行為を説明し、納得してもらい、安心した医療行為をします、と書いてあっても、説明はまったくされず…。納得できずに、後から聞きましたが、説明は不十分でした。
医者や美容師にとって当たり前と思っていることは、素人の私達にとっては当たり前ではなく、説明してもらわなければわからないことが多々あります。行ってしまった私の責任ですが、行ってみないとわからないのです。
少しでも違和感を感じる兆候があれば、一旦、やめて帰るというのは、今の私にはまだハードルが高いです。でも、身体に触れる行為の場合は、自分を守るための勇気が必要だと思います。言うタイミングなど難しいですが…意見が言えるよう訓練中です。
最近は、病院などではセカンドオピニオンもありますが、診てもらっている先生に悪いなと罪悪感を感じる人もいると思いますが、理解のある先生は、セカンドオピニオンに行くことを快諾してくれます。その時の反応を冷静に見て、見極める指標のひとつにしたいところです。
結局のところ、人対人の場合は、行ってみて合う感じかどうか、この人なら大丈夫だと安心できるところかどうか、体験してみるしかありません。自分の感覚が最優先です。
口コミに良かったとあっても、それが、自分にとっての「良かった」になるかは、行ってみないとわからないのです。
ネットだと気軽に予約ができることは便利なのですが、私は、電話も苦手ですが、あえて、電話してみて様子を感覚で捉えます。これはNGだというところは、電話の対応がとても悪いです。
以前、とても不誠実で乱暴な電話の対応に遭遇しました。でも、対応のおかげで、私はそこには行かないという選択ができました。嫌な体験でしたが、事前にわかったので、とてもラッキーだったと思いました。
不思議なのですが、不誠実な美容院や歯医者さんであっても、潰れている所を今まで見たことがないのです。普通に、ずっとあるので、営業として成り立つ範囲の顧客は確保できるということでしょう。
都会で競争が激しい所は、切磋琢磨されて、淘汰されていきますが、(都会だから安心というわけでもないと思いますが)地域の事情も大きく関係するので、皆さんも、自分の感覚を信じて、自分に合う良い場所に巡り合うことを願っています。
私も今だ、試行錯誤中です。とにかく自分の気持ちに素直に従い、言葉にして伝えることを簡単にできるように訓練中です。
言いたいことが言えなかったという点だけで、不満足な結果に終わるということだけは、避けたいですよね。最低限の要望を伝えたうえで、応じてくれなかったなら、そことは縁がなかったのだと割り切ればいいのですから。