子どもにとって もっとも大切なこと

 

 それは 親が「樹木」のような存在であること

 

 「親」という字は 「木に立って見る」と書きます

 

 文字通り 木の陰からそっと見守るのです

 

 子どもの個としての人格 尊厳 才能 魅力 長所 欠点 

 

 それら ありのままを全てを包み込む存在

 

 子どもが どんな状態の時であっても 

 

 その「樹木」に来れば 無条件に 安らぐことができる

 

 どっしりとした いつも変わらずにそこにある 安定した樹木

 

 そんな存在であってほしいのです

 

 でも 過干渉 共依存 精神的身体的虐待など 機能不全家族の場合

 

 「樹木」ではなく 「頑丈な檻」になってしまうのです

 

 親という存在は 子どもを「檻」に閉じ込める場所になってはいけません

 

 親という存在を決して超えさせない 大きな権威的な檻になるのではなく

 

 子を健全に成長させ 子をありのままに認め

 

 時が来たら 旅立つことを喜び 認めること

 

 子としての 完全なる自立を応援し 見守り続ける

 

 子が自立したら 親と子である前に

 

 尊重する人と人としての関係性に変化する

 

 それが 親の果たす役割なのではないでしょうか

 

 子が成長するために 子の選択を 人生を取り上げないで

 

 子に 家庭内の問題を肩代わりさせないでください

 

 子は 親からの愛情を得るために 生存の為に 

 

 その不安定な家庭をどうにかして再建し継続できるように

 

 不本意な役割を だだ 引き受けているだけなのです

 

 それを どうか 当たり前のこととして 

 

 依存と期待を どんどん膨らませることは やめてください

 

 子が 心から生き生きとした 表情で笑う 笑顔を大切にしてほしい

 

 子が 自分の選択だけで たくましく 有限の人生を生き抜いていく権利を

 

 奪わないでください

 

 子に過剰に干渉することは 真の愛情ではありません

 

 そこには 子に対する「信頼」が明らかに欠如しています

 

 子自身の自由な思考 選択 時間 子の人生を奪う行為です

 

 愛情だと思い込んでいるのは 親だけです

 

 子はもっと 情緒的に健全な愛情を

 

 子自身を否定せずに ありのままに認め 肯定し

 

 尊重してくれる 「健全な愛情」を欲しているのです

 

 それが 人が生きていく上での 大切な土台になるのです