母は、「私さえいればいい」が いつも口癖だった
洗脳中は「なんて子ども思いな、素晴らしい母なのか」と神のように崇めていた
でも、目が覚めてみたら、それは、母という「鳥かご」に入っていただけだった
私が大人になるにつれ、私に対する依存心、執着心、束縛はますます酷くなった
母の願い、期待、希望を叶える度に、そのハードルはまた、どんどん上がり続ける
子が自立する時が来れば、
本来快適なはずの「鳥かご」の扉は、自然と開けられていくけれど
我が家の「鳥かご」は、年数を重ねる度に、
どんどん頑丈に、何重にも鍵がかけられていく
鍵をかけていたのは、悲しいことに、
母一人ではなく、父もそれを手伝っていた
私は、そっと気づかれないように、
扉ではなく 金網の隙間を少しずつこじ開けて、身体を痛めながら外に出た
わが子を、いつまでも いつまでも
自分の元に置いておこうとすることは、本当の愛情でしょうか?
親にしてほしかった役割を、無意識に娘に求める
「親子役割逆転」「依存心」「劣等感を埋める」
「親自身の問題を娘に解決を求める」「親の操り人形を求める」
良い親の仮面を被って、無意識に幼少期から繰り返された無数の「ダブルバインド」
その、たくさんの呪縛を解いていくことは、とても大変です
でも、私は負けない 私は、自分を諦めない
母は娘である私との、二人だけで、楽園を築きたかった
でも、楽園だと思っているのは、お母さん、あなただけなのです
私にとっては、二度と帰りたくない「鳥かご」
野生の鳥のように、自由に、ありのままに、素晴らしい世界を見ていきたいのです
果たして、そう思うことが、娘である私の、わがままでしょうか?
私は、あなたの乾いた 満たされない心を埋めるための ただの道具ですか?
私は、何のために生まれたと思いますか?
私は、ありのままの私として この素晴らしい地球を謳歌する為に生まれたはず
とても困難で 過酷な人生の問題をくれて 学びをくれてありがとう
最難関の人生の問題集を与えられて 苦しかったけれど
諦めずに 攻略していきます
とても近い未来 全て紐解いたと言えるところまで たどり着くでしょう
私は あなたが思うほど 弱くありません
弱くて 無力で いつまでも親を頼る娘で いてほしかったと思うけれど
その 辛くて苦しい役割は もう これ以上 演じられません
私は 演じることを辞めたのです
私が、あなたに求めることは、ただひとつ
私の人格、思い、意思を尊重して、放っておいてくれることだけです