プロローグに序章として書きましたが、その続きです。

 

後にカウンセラーとなるその人から(以下、Cと表記します)続けて、こう切り出されました。

 

C:「あなたが今まで苦しんできたのは、お母さんが原因です。」

私:「えっ?!お母さんとは大の仲良しなんですよ?!

 こんなに仲の良い、素晴らしい母娘はないという位なんですよ?!」

C:「あなたは自分の人生を生きていない。今までお母さんの望む人生を生きてきた。

  本当のあなたが悲鳴を上げています。」と。

 

 何を言われているのか、全くわかりませんでした。

お母さんの人生を生きている?それってどういうこと?

私はお母さんとは違う人間なのに?

何を言っているんだろう?どうかしちゃったの?とさえ一瞬思った。

 

 

 でも、信頼できる方なのです。

突拍子もなく変なことを言う方ではありませんでした。

こんな衝撃的な発言をするからには、その指摘を裏付ける理由があると思いました。

その根拠が何なのか知りたかった。

 

 私は誰にも言えず、苦しんできたという自覚があったからです。

私の、この心の苦しみはどこから来るのか、いつも理由を知りたかった。

決して親にも口にすることがなかった、この苦しみを。

 

 私は、固く封印していた心の扉を開ける決心をしたのです。