最後のお客様

今日も全然うれませんでした。


でも、クリスマス最後のお客様は、
まるで、なにかのドラマのよう。

もう、店じまいするつもりで、
掃除を始めようとしたら、
初々しい感じのカップルが。

一つのセットをシェアしようとしていたみたいで、
私は、当然、持ち帰りと思っていたら、
結局、セットを二つ買って、
商店街の休憩スペースへ。

私があまりにボロいの見兼ねて、
赤いギンガムチェックの
テーブルクロスをかけ、
レース風のテーブルセンターおいたところに2人で座ってます。

なんだか、
じんわりきてしまいました。
本当なら、クリスマスなんだから、
どっか華やかなところに行ってもよかったのに。
いいカップルだなあと思って、
シュトーレンをプレゼントしたら、
帰りに美味しかったとコメントくれました。
二人とも、優しくて素敵なカップルだな、と。
クリスマスのプレゼントのように
天使のような二人でした

ちなみにお店の売り上げはひどく、
今日やってきた、
「それで、どうなのよ？やっぱり売れないでしょ？スープなんて」オバサンの言葉がズキズキきます。

ついでにオバサン、
「この辺りは岡中だから、
だめよ。
あなた、私立でしょ？」
(いいえ、違いますけど...)
「公立はダメよ。
お金ないんだから、
買ってくれないでしょ？」

うーん、
そういうことなんでしょうかね？
今日の売り上げは、たった26杯。
三杯買って、5人で分けたいから、
小さいカップを5個欲しいとか、
サラダだけ欲しいとか、
無理な注文も多かったのですが、
まあ、こんなこと、よくあるのかな？
と思って。

コツコツと地道に頑張ります。