謎の隣人

私がお店をオープンする予定の
小さな商店街は、
数年前に放火事件などがあったり、
とっても古いなんて理由があって、
空き店舗が多いのです。

もっと大きい商店街にしたら？
とか、
駅近くを探したら？
とか周りには言われましたけど、
賃貸料の安さだけでなく、
少しでも、
この商店街の活性化に役立てれば、
と出店を決めました。

そういうわけで、
左隣は、空き店舗。
右は、
シャッターが下りたままなので、
やはり空き？
と思っていたら、
夜になると、
二階の電気がつくんですね。
出入りいている男性を見かけることも。
ブキミ。

なんでしょ？
看板は、もちろんないし、
単に住んでいる⁈

今日、
初めて裏側のドアが開いていたので、挨拶がてら覗いてみると、

タイヤが山積み。
メーターとか、
車関係？

日に焼けた若い男性が
何かの機械で作業してます。

中古車とか扱ってるそうで、
ほとんど、
倉庫として使用しているんだとか。

へ～。

前、ここで八百屋やってたんですよ。
お客さんで来てくれたでしょ？
顔、覚えてますよ。

エ？
えー⁈
そういえば、
このあたりに息子さん2人が頑張ってた八百屋さんがあったなー。

しかし、
そんなにしょっちゅう買いに来た覚えもないが...
すごい記憶力！

なんてこと
言ってちゃいけませんねー。
一回しか行ったことないお店でも、
覚えられてるってこと多いですもんね。

私もお店やるなら、
見習わなくっちゃ。
しかし、
私の記憶力は、かなり悪いんです。
あ"～。