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まついちゃんのブランド設計室

「何が起こるかなんて、誰にもわからない。でも、それが“わたし”から生まれたなら、その時間は、きっと永遠になる。」

"わからなさ"を恐れず、"らしさ"を信じて。誰の真似でもない、自分の声で、心から届ける。

はじめに:誰のためでもない「声」が、誰かの光になることがある

「それって、誰が喜ぶの?」 「売れるかどうか、わからないよね?」

自分の中にある思いや衝動を誰かに話したとき、こんな言葉をかけられたことはありませんか? 私(まついちゃん)は、何度もあります。 でも、それでも私は信じたいのです。誰かの模倣ではない、自分の思いを「形」にして届けることの力を。

それは、“売る”という行為を通して、 「自分らしく生きる」ことを選ぶ、という勇気そのものだからです。


1. 思いは「商品」になるのか?

まず大前提として、「思い」は商品になります。 ただし、それは“押しつける”ものではなく、“共鳴される”ものです。

売れる商品には「共感」があります。 その共感は、誰かの痛み・願い・希望に触れたときに生まれるもの。

だからこそ、自分の声を研ぎ澄ませて、誰かと真っ直ぐ向き合うことが大切なのです。

まついちゃんがやっている「WHO knows? 永遠」はその代表格。 「わからなさを愛し、らしさを信じる」という哲学は、誰かの迷いや葛藤に寄り添い、 「これでいいんだ」と思わせてくれる。そんな思想がコーヒーやPOP、文章の隅々にまで込められています。


2. わたしの思いは、なぜ伝わらなかったのか?

私は長い間、「どうして、わかってもらえないんだろう」と悩んでいました。 熱意をもって考え、作り、届けているのに、反応が薄い。 逆に、受け取った相手には「重い」「なんか押しつけがましい」と言われてしまう。

でもあるとき気づいたのです。 「それって、“届け方”が悪いんじゃなくて、“構え方”が違うのかもしれない」と。

伝えたいことが強ければ強いほど、人は“伝わらなさ”に絶望します。 でも、それを外に押し出すのではなく、内側に丁寧に聞いていく。

"これは誰のものでもなく、わたしの声"。 そう腹をくくることで、表現は研ぎ澄まされ、結果的に伝わるようになるのです。


3. まついちゃん流「思いの売り方」

ステップ1:"問い"からはじめる

「私はなぜ、これを作りたいと思ったのか?」 「それを手にした人は、どんな気持ちになってほしいのか?」

最初に作るのは"商品"ではなく、"問い"です。 問いがあるからこそ、商品が物語を持ち始めます。

ステップ2:"商品"は"器"である

プロダクトは、メッセージの器です。 コーヒー、雑貨、サービス、文章、どれでもいい。 自分の思いが丁寧に宿った器は、ちゃんと誰かの心に届く。

だから、商品の完成度よりも、「そこにどれだけ思いが込められているか?」が勝負。 それが、伝わるブランディングの原点だと私は思います。

ステップ3:発信=祈り

「これを必要としてくれる誰かに、ちゃんと届きますように」 その気持ちで発信する。 SNSのテクニックでもマーケティングの数字でもなく、「思いを形にする」作業そのものがブランディングなのです。


4. なぜ、「わからなさ」が必要なのか?

「正解」があるように見える世の中。 でも、本当は多くの人が「どう生きたらいいかわからない」と思っています。

わたしは、ブランディングという領域で多くの人と接してきましたが、 一番力を発揮するのは、「自分の中の矛盾や迷い」をちゃんと抱えている人です。

わからなさ=余白。 その余白こそが、誰かが自分を重ねる“隙”になる。

「完璧じゃないからこそ、私はこれを作りたかった」 その言葉の強さは、言葉以上のエネルギーを持っています。


5. 「わたしの思い」は、誰の役にも立たなくてもいい

これはある意味、究極の原点。 売れるとか、共感されるとか、正直その先でいいのです。

最初にあるのは、「それでも私は、これを形にしたい」という想い。

・誰の賛同もなくても、作ってしまう ・うまくいかなくても、伝えたくなる ・完成してなくても、誰かに届けたくなる

その“衝動”が、あなたにしか作れないブランドを生むのです。


6. 最後に:らしさを信じる覚悟が、ブランドを育てる

"誰のものでもないわたしの思い"を売るとは、 結局、「わたしを信じること」に尽きるのだと思います。

何が起こるかわからない。 でも、だからこそ面白いし、そこにこそ“永遠”が宿る。

自分の物語を語ること。 自分の感性で選ぶこと。 自分の手で届けること。

誰の真似でもないブランド。 誰の答えでもない人生。

それを信じて生きる人が、増えていきますように。

それが「WHO knows? 永遠」の、そして私の願いです。