ホリエモンや成田氏は、冷笑キャラで人気を集めています。奴隷がお互いに競争をさせられている気がしました。私は中国人の言葉で、「衣食足りて礼節を知る」を思い出します。
生命の安全が保障され、住むところや服があり、労働は活発でありながら健康を害さぬよう抑えられ、健康な文化的な生活を得てから人間は人間らしくなるのだと思います。奴隷はそのようなことが保障されませんので道徳心など持ちようがありません。
戦って勝ち組になれば、その地位を保つためには挑戦者を落とし続けなければなりません。従って常に相手の挙動や意図に注意を払います。常にその場を支配する(マウントを取る)癖が身体反応のように染みつくのだと思います。
今の日本でそのような冷笑がもてはやされる背景には、新自由主義経済の嵐にさらされ、貧困と格差が広がり、人々が追い込まれている現実があります。
経済的立場が人の価値観を決めます。
度々申しておりますが、地域の農業に突破口があると思います。地域で食料を作っていきわたれば、再生エネルギーで電力が安価で地域に回れば、地方に必ずある大病院などを中心として正社員が増えれば、地域の経済が自立して活発になります。人々も等身大の安定した生活圏を確保できます。
因みに江戸時代は労働人口の約9割が農業でした。約70年前の1955年は日本人の労働者の47%が農業でした。それ以降下がり続けて2016年は3.7%です。日本人は弥生時代から約2000年間稲作を中心に社会と文化を形成してきましたので、日本社会は今、急激な変化の中にいると考えられます。
先進国や主権国家では農業は単なる利益を出すための産業ではなく、国民の命に直結する特別な産業であることから保護をします。日本はどうでしょうか。農家を保護するどころか、今年、緊急時に農家を強制労働をさせることを可能にする法案が通りました。ただでさえ少なくなった農家の離反につながらないことを祈ります。
私は専門家ではありませんが、経済学者の宇沢弘文氏や金子勝氏の話を聞いて考えさせられました。金融資本に対し社会的共通資本というものがあります。地域のもつ機能が見直されるべきだと述べておられます。