音と光の実験室

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撮影・映像・録音・オーディオの実験記録

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その1 パーツをバラ買いするにて準備は整いました。

ちなみに今回の工作に必要なのは、

・小さめのプラスドライバー1本
・半田ごてと半田
・セロテープ

これだけです。

ではSONY MDR-CD900STのヘッドバンド部を作ります。

私は以前に修理を頼んでassy交換された断線ケーブル付きヘッドバンドを持っているのでそれを使います。


余っていたパーツ群


スライダーがありませんので買いました。

eイヤホン
SONY  MDR-CD900ST用 折りたたみスライダー

¥1,155 × 2 = ¥2,310
 今なら送料無料!


CD900ST用と銘打ってありますが、元々折りたたみ式である7506やCD900用のパーツです。

スタジオ(ただの自宅)限定ユースを想定しているので折りたたみのメリットは特に無いのですが、スライダーのみで売っているのは折りたたみだけなのです。 

ヘッドバンドAssy購入だと一番安くてサウンドハウスで¥3,360なので¥1,050お得ということです。




まずはCD900STを全て分解します。
パッドを外してネジを外して結線部分の半田を半田ごてで溶かして外します。
注意するのはパーツの紛失ぐらいなので工程写真は省略します。

ここからが重要です。




ヘッドバンド根元のプラスチックカバーも外します。

 

カバー内部にスプリングとボールが入っています。
小さいので無くさないように注意。
スプリングの反発でスライダーが動くための空間を作り、ボールがスライダーの溝に引っかかってサイズ調整の段階を作るわけです。
まあ、両方無くしてもスライダーはなんとか動作します。

はい、両方無くした人です。

スライダーも引っこ抜きます。

 

修理の方は断線したケーブルも引っこ抜いてください。

で、新しいケーブルをヘッドバンド内へ通すのが大変に思われるでしょう。
他のサイトを見てもとんちんかんなやり方をしている方がちらほら(笑)

私が簡単な方法を教えましょう!

〇ケーブルを引っこ抜いたらさらにヘッドバンドの内部からスライダーを受ける金属棒を1本引っこ抜きます。



そして新しいケーブルと金属棒をセロハンテープでまとめます。
 

そのままヘッドバンド内部へ通せばスルッ!



通ったどー!


これが私の知る限り最も簡単なケーブルを通す方法です。


ドヤッ!

まぁ私も昔ネットで調べて知った方法なんですが、そのサイトは写真が一切なくて理解するのに時間がかかったんです。
この方法を写真付きで解説しているサイトが見当たらなかったものでドヤッ!

ここさえ上手くいけば多くの方が断線修理やケーブルカスタムを気軽に行えることと思います。

ちなみに私は頻繁に断線の憂き目に会う不安を払拭するために純正ケーブル(1.8mm)よりも0.2mm太いmogami 2526(2.0mm)を使用しています。




では元へ戻す作業です。

スライダーをセット。
金属棒へかませます。
ヘッドバンド内に透明なプラっぽい板状の物が2枚入っているので2枚の間を通します。




金属棒へプラスチックカバーの外側パーツ(LR表記ありの方)の溝を通します。



カバーを元の位置へ合わせます。
写真でいうと左方向へカバーを押します。
バンドにカバーを噛ませた折り目が残っているのでその位置に合わせてください。
しっかり噛ませておかないとカバーが抜けてしまいます。

出来た。


これつけて




ヘッドバンドアッセンブリ出来た。


お疲れ様でした。うまくいったでしょうか?

次はケーブルのハンガーへの取り回しとドライバの半田付けです。

続く