greed

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好きなものだけ

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朝、知らない家、知らないベッドでまた一人、眠りにつく。

まだよく知らない人

私が見てない時に私を見て、私は気付いて目を合わせたり、そのまま気付いていないフリをする。

目が合うと、温かい気持ちになった。
多分笑顔になるって分かっていたし、何より優しい目をしていた。

顎に少しだけ髭を生やしていて、その他は毎朝綺麗に剃り整えてるらしい。

一度目のベッドで知った事。

話す時は少し控えめで、趣味の話の時は静かだけれど、生き生きしていることがはっきり分かった。

髪は癖っ毛で硬くて、煙草を吸ったり吐いたりする顔が魅力的に見えた。

蛇口からは一定のタイミングでシンクに落ちる、水の音。

インセンスの香りと煙草の匂い
それが彼の匂い

綺麗な身体をしていて、控えめな話し方とは裏腹に、私を征服する。全ての主導権がまるっきり彼に与えられているみたいな、そんなセックス。

その後は二回とも照れたように笑顔になる。

二度目のベットで知った事。

彼がいない部屋は、彼の物で溢れているけれど、そこに私の存在は不似合いの様に感じた。

愛の置き場が無いこの部屋は退屈で、彼の帰りを何時までも、待ち続けている。