ここ最近は長年弾きたおしてきたギターのリメイクをじくじくとしております。
高校３年の春に中古で買ったギター。
Harmanというとてもとてもマイナーなブランドで、他のギター弾きさんからはよく「Hamerの間違いじゃないの？」とか「ジャクソン？」とか言われますが。。。
形はまんま「Jackson」のSoloistなんですがね。
このブランド、京都にあったらしく、もう無くなってしまったらしいんですが、マホガニーバックのキルテッド（スポルテッド？）メイプルトップ。しかもスルーネックといったゴージャス仕様。
しかし買った当時はハードウェアや全体のバランスがなんともお粗末な楽器でした。
で、コツコツと改造をしていったわけです。
まず、S-S-H配置のPUをDimarzioに完装。
よく見るとネック側のPUのボールピースのから弦がずれているのです。設計のミスか、そのまま組み立てるとはいやはや…なので、ネックをバータイプのFast Track 2、センターをVirtual Vintage、ブリッジをTone Zoneに。
見た目はS-S-Hながら実はH-S-Hになりました。
そしてなんとPUセレクターがよくある5ポジションのではなく、各PU毎のOn-Offスイッチが三つ並んでいるタイプなのです。そこで、普通に繋いでも面白くないのでOn-On-Onのスイッチにし、ネック側がハム-フェイズ-タップ、ネック+センター、ネック+ブリッジ、センター+ブリッジ、ネック+センター+ブリッジなど、計13種類のキャラクターの音が出る様にしました。
そして、一番ひどかったのがブリッジ。フェンダー系のシンクロトレモロの様なザクリの上にちゃっちいロックトレモロが乗っているだけ。弦高を下げるとダウンアームしかできない。しかも、アーミングをするとピッチが下がったまんま。よく見ると裏の蓋とブリッジのブロックがもろに干渉しているではないかい！という訳で、前にもっていて阪神大震災で崩壊したアイバニーズのブリッジを取り付ける事に。そのままでは当然付かないので、工房に出してザクリをし直し、ついでにセンターを出してもらいました。
そして、1Volume仕様だったのでToneポットをプラス。配線もベルデンのものにして、オレンジコンデンサーを装着。
やっと楽器らしくなってきました。
しかし、何ともハイポジションでのプレイアビリティーが良くないのです。
ネックの付け方がディープと言いますか、 カッタウェイが22Fまでなんです。このギターは24Fなので、そこを弾くときはレスポールの様に思いっきり指を延ばさなくてはならないのです。それにネックのヒール部分もPRSの様になっていて、どおりで弾きにくい訳です。
音はかなりいい音なんですよ。
サスティーンも長く、艶やかで伸びと腰のあるリードサウンドと、センターのVirtual VintageでTone を絞ると、枯れたブルージーな音がします。
音は満足。あとはプレイアビリティーのみ。
ということで、大改造。
さすがに楽器本体に刃を入れるのは若干躊躇したのですが、ここまできたのならとまずはカッタウェイをAriaProみたいに指を逃がせる様に加工。そして、ヒール部分もESPのホライゾンの様にディープなものにしてみました。
デザイン画を起こし、彫刻刀や鑢、サンドペーパー等で少しずつ整形しながら。
なかなか様になった様です。
またそれに伴って塗装を剥いだので、全体的にナチュラルフィニッシュにしようと全剥離。ついでに打痕も補修し、プライマーで下地。サンディングシーラーで目止め、ラッカーで仕上げです。
以前はシースルーレッドバックのハニーイエロートップだったのですが、メイプルとマホガニーの木、本来の色合いがとても大人なしあがりになりそうです。
ついでにヘッドに貝のバーフリングを施しました。少しゴージャスです。
昨日、仕上げのラッカーを吹いたので、あと一週間はラッカーがある程度乾くまで吊るしておきます。
乾いたらサンディングし、コンパウンドで磨いて完成です。
妻は横目で「よくやるわねー」と言っておりますが。
かれこれ一ヶ月ほどかかりましたが、なんとか思い通りにいきそうです。
これを機会に配線も新しいものにしようかと思っております。
さて、今回はかなりマニアックな内容でございました。
完成したら写真UPします。
高校３年の春に中古で買ったギター。
Harmanというとてもとてもマイナーなブランドで、他のギター弾きさんからはよく「Hamerの間違いじゃないの？」とか「ジャクソン？」とか言われますが。。。
形はまんま「Jackson」のSoloistなんですがね。
このブランド、京都にあったらしく、もう無くなってしまったらしいんですが、マホガニーバックのキルテッド（スポルテッド？）メイプルトップ。しかもスルーネックといったゴージャス仕様。
しかし買った当時はハードウェアや全体のバランスがなんともお粗末な楽器でした。
で、コツコツと改造をしていったわけです。
まず、S-S-H配置のPUをDimarzioに完装。
よく見るとネック側のPUのボールピースのから弦がずれているのです。設計のミスか、そのまま組み立てるとはいやはや…なので、ネックをバータイプのFast Track 2、センターをVirtual Vintage、ブリッジをTone Zoneに。
見た目はS-S-Hながら実はH-S-Hになりました。
そしてなんとPUセレクターがよくある5ポジションのではなく、各PU毎のOn-Offスイッチが三つ並んでいるタイプなのです。そこで、普通に繋いでも面白くないのでOn-On-Onのスイッチにし、ネック側がハム-フェイズ-タップ、ネック+センター、ネック+ブリッジ、センター+ブリッジ、ネック+センター+ブリッジなど、計13種類のキャラクターの音が出る様にしました。
そして、一番ひどかったのがブリッジ。フェンダー系のシンクロトレモロの様なザクリの上にちゃっちいロックトレモロが乗っているだけ。弦高を下げるとダウンアームしかできない。しかも、アーミングをするとピッチが下がったまんま。よく見ると裏の蓋とブリッジのブロックがもろに干渉しているではないかい！という訳で、前にもっていて阪神大震災で崩壊したアイバニーズのブリッジを取り付ける事に。そのままでは当然付かないので、工房に出してザクリをし直し、ついでにセンターを出してもらいました。
そして、1Volume仕様だったのでToneポットをプラス。配線もベルデンのものにして、オレンジコンデンサーを装着。
やっと楽器らしくなってきました。
しかし、何ともハイポジションでのプレイアビリティーが良くないのです。
ネックの付け方がディープと言いますか、 カッタウェイが22Fまでなんです。このギターは24Fなので、そこを弾くときはレスポールの様に思いっきり指を延ばさなくてはならないのです。それにネックのヒール部分もPRSの様になっていて、どおりで弾きにくい訳です。
音はかなりいい音なんですよ。
サスティーンも長く、艶やかで伸びと腰のあるリードサウンドと、センターのVirtual VintageでTone を絞ると、枯れたブルージーな音がします。
音は満足。あとはプレイアビリティーのみ。
ということで、大改造。
さすがに楽器本体に刃を入れるのは若干躊躇したのですが、ここまできたのならとまずはカッタウェイをAriaProみたいに指を逃がせる様に加工。そして、ヒール部分もESPのホライゾンの様にディープなものにしてみました。
デザイン画を起こし、彫刻刀や鑢、サンドペーパー等で少しずつ整形しながら。
なかなか様になった様です。
またそれに伴って塗装を剥いだので、全体的にナチュラルフィニッシュにしようと全剥離。ついでに打痕も補修し、プライマーで下地。サンディングシーラーで目止め、ラッカーで仕上げです。
以前はシースルーレッドバックのハニーイエロートップだったのですが、メイプルとマホガニーの木、本来の色合いがとても大人なしあがりになりそうです。
ついでにヘッドに貝のバーフリングを施しました。少しゴージャスです。
昨日、仕上げのラッカーを吹いたので、あと一週間はラッカーがある程度乾くまで吊るしておきます。
乾いたらサンディングし、コンパウンドで磨いて完成です。
妻は横目で「よくやるわねー」と言っておりますが。
かれこれ一ヶ月ほどかかりましたが、なんとか思い通りにいきそうです。
これを機会に配線も新しいものにしようかと思っております。
さて、今回はかなりマニアックな内容でございました。
完成したら写真UPします。