THE POWER OF TWO | そうちゃん日記 

そうちゃん日記 

聡太郎は生後10ヶ月で拡張型心筋症と突然診断されました。
海外での心臓移植手術を目指した日々。しかし、移植手術を受ける事は出来ませんでした。
経験しなければ伝えられないことがあることを感じ、聡太郎の残した何かを伝えられたらと思います。

10月27日第24回東京国際映画祭 に行って来ました。


The Power of Two を見てきました。

1972年、日本人の母親とドイツ人の父親のもとに生まれた一卵性双生児姉妹:アナベルとイサベル・ステンツェル。彼女達は生まれながらにして膵嚢胞線維症(Cystic Fibrosis 通称CF)という肺の難病を抱え、毎日苦しい治療を重ねながも、学び、成長し、スタンフォード大学を卒業しました。カウンセラーとして働いていたある日、ついに肺が機能しなくなり、それぞれ両肺移植を受け、絶望の底から奇跡的な生還を果たしました。そんな彼女達のたぐい稀な人生を綴ったドキュメンタリー:『ザ・パワー・オブ・ツー』の指揮をとるのは、 アカデミー賞ノミネートの実績を持つマーク・スモロウィッツ監督。本編は、死に直面したステンツェル姉妹が、移植後、よみがえり、臓器移植のスポークスウーマンとして、またアスリートとして、新たな人生を歩んでいく姿を、実に繊細に、忠実に描写しています。また、彼女たちをとりまく家族、臓器提供者の家族、そして多くの友人の存在により、様々な角度から、臓器移植、臓器提供の意義を訴えています。

(HPより)

映画の中で、彼女達が「病気では何も出来ない。(移植を受けて)健康になった今、やれることは何でもやる。」と語っていたことが印象に残りました。

「病気では何も出来ない。」

幼い頃から病気と共に生きてきた、彼女達の真実なのだと思います。

映画の終わったあとのパーティーでは、各務宗太郎くんのお母様にも久しぶりに再会しました。

宗太郎くんの残した言葉でもある「ママ、ありがとう」が11月4日に白泉社からマンガになって出版されます。

来年には、北海道に講演に行く予定もあるそうです。

私のブログに来てくださる方の中には、各務宗太郎くんのことを気にして下さっている方もいることをお母様にお伝えしたら、とても喜ばれていました。