退院しました。 | そうちゃん日記 

そうちゃん日記 

聡太郎は生後10ヶ月で拡張型心筋症と突然診断されました。
海外での心臓移植手術を目指した日々。しかし、移植手術を受ける事は出来ませんでした。
経験しなければ伝えられないことがあることを感じ、聡太郎の残した何かを伝えられたらと思います。

先日、母子共に無事退院することが出来ました。

ご報告が遅くなり、失礼致しました。


応援して下さった皆様、コメントやメッセージ、メールで励ましてくださった皆様、このブログを読んで下さっている皆様、本当に多くの皆様に支えられていることを実感しながらの入院生活でした。

今回も多くの方々に支えられて、無事に退院することが出来たことに心より感謝申し上げます。

出産までの日々、様々な葛藤を胸に抱きながら来ましたが、今は出産できたことを心から嬉しく想い、感謝の気持ちでいっぱいです。


次男であることもあって、オムツやお尻拭きなどの消耗品以外は用意することもなく聡太郎のお古や従姉妹のお下がりを着て過ごしています。

聡太郎の生きた日々を越えた時、お古からの卒業になりますから、今はお兄ちゃんのお古をいっぱい着て過ごして欲しいと思います。


退院してからは母乳も順調に出ていますし、生活のリズムも整ってきました。

次男君の毎日の変化も素晴らしく、一生懸命に生きています。

ちょっとでも寝ながら「ウ~」とか「ア~」などの声が聞こえると、つい抱きしめて抱っこをしてしまったり…。


私の腕や胸の中で寝てくれる姿と寝顔を見るだけで、もう幸せいっぱいになり、ずっと抱っこで過ごしてしまいます。(その結果、腰が痛くなったり…。)

また、表情の中に「ドキっ」とするほど、聡太郎に似ている表情があり、本当に驚きます。

でも、その似ている表情に、兄弟である繋がりを感じます。


以前の私であったら、次男の中に聡太郎を見ることは、次男に対してとても失礼なことだと感じていました。

今は素直に嬉しく想えるのと同時に、妊娠中に葛藤していた様々な想いを全て跳ね除けてしまう次男の存在と聡太郎との繋がりが、理性ではなく感情としてとにかく嬉しいです。

愛情は増えるんだということを教えてくれた次男です。


授乳と抱っこ、生きていることを力強く感じながらも、今しかない赤ちゃんとしての時間を大切にして過ごしています。


これからも宜しくお願い致します。