別れ・悲しみ・痛み | そうちゃん日記 

そうちゃん日記 

聡太郎は生後10ヶ月で拡張型心筋症と突然診断されました。
海外での心臓移植手術を目指した日々。しかし、移植手術を受ける事は出来ませんでした。
経験しなければ伝えられないことがあることを感じ、聡太郎の残した何かを伝えられたらと思います。

いっちゃん。

おかえり。と、言ったばかりなのに、もうお別れなんだね。

昨日はお通夜に行かせて頂き、今日は告別式に参列させて頂きました。


いっちゃん。

泣くことだけが悲しみではないことを知りました。

泣けなくて、泣けなくて、悲しみは痛みです。


悲しい時に泣けないなんて・・・。

怖いです。


アメリカでは「いっきが疲れたからもういいよ。と言っているのか、まだ頑張ると言っているのか考えて下さい。」と、パパとママは医師から言われたそうです。


いっちゃん。

いっちゃんはパパとママと心で、大きな瞳で、言葉にならなくても会話してきたよね。

「ボクは頑張るよ。」って、頑張って生き抜きたかったんだよね。

その時に、パパとママが諦めちゃったら、誰もいっちゃんの生きる姿を守れなかったよね。

いっちゃんのパパとママも、本当に苦しみながら決断をする日々だったはず。

子どもを愛しているから。

いっちゃんを愛しているから。


いっちゃん。

パパとママとおねえちゃんが「いっき」と言うたびに、いっちゃんはママとパパとおねえちゃんと一緒にいるよね。

ずっと、そばにいてね。




私は、何かいいことがあると、何でも「そうちゃんから!」って、思っています。

素敵なことやラッキーなことや、良かったと思えることの全てに聡太郎が見守ってくれているから。と、勝手に思っています。


そう思えるまで、やはり時間は必要でしたし、その時間は人それぞれだったりするのだと思います。

また、喪った子どもと自分とをどのような位置関係に置くのかも、人それぞれと思います。

しかし、遺された人が自分自身を責め続けるような関係にはあって欲しくないと願います。



いっきちゃんとドナーさんのお二人に・・・。

感謝の気持ちを込めて。

ご冥福をお祈り致します。


ごめんね、いっちゃん。

いっちゃんへの想いは、言葉に出来ないです。