3月22日・・・「新聞」 | そうちゃん日記 

そうちゃん日記 

聡太郎は生後10ヶ月で拡張型心筋症と突然診断されました。
海外での心臓移植手術を目指した日々。しかし、移植手術を受ける事は出来ませんでした。
経験しなければ伝えられないことがあることを感じ、聡太郎の残した何かを伝えられたらと思います。

2009年3月22日(日)

朝日新聞朝刊 35面 神奈川・横浜紙面に掲載して頂けました。

ありがとうございます。



また、3月16日(月)

神奈川新聞朝刊 24面 社会紙面


3月18日(水)

神奈川新聞朝刊 23面 社会紙面 

に、掲載して頂けました。


18日の神奈川新聞は、いっきちゃんがメインです!

ありがとうございます。



私は神奈川新聞の3月18日の紙面を読んで、ロマリンダにとって聡太郎が日本から渡航して移植待機中に亡くなった初めての例だったと知りました。


あの時、アメリカでお世話になった先生の反応の意味が分かりました。


その先生は、日本から来る子どもは、いつも重症でもっと早く来てくれれば・・・と、思っていたそうです。

また、聡太郎が亡くなったときに、私たちが渡航までの状況を話したことで、初めて日本での詳細を知られたそうです。

その時に先生が「日本には日本の状況があっても、デポジットを100万ドルに設定したのは、こちらにも問題がある。改善しなければならない。」と、話して下さいました。デポジットというハードルがもっと低ければ、もっと早くに来ることができたのに・・・という私たちの思いを察して下さってのことでした。

しかし、アメリカでは医師は医療費などの会計に関わるようなことはないそうです。

また、日本から来る患者にデポジットがいくら提示されているのかもシステムとして知ることはないそうです。


その中で、聡太郎の死から、細かい背景を知った先生の一言が、現実に次の子どもにつながりました。


日本で行えない移植医療であっても、子どもには責任はないからと、寛大なる措置に心から感謝しております。

先生は、そうちゃんの死は無駄にはしませんと言って下さいました。

感謝しきれない思いでいっぱいです。


小児科医として常に後悔しないように、今やれることをやるんだと言っていた力強い言葉と瞳を思い出します。

先生に看取っていただけた聡太郎は幸せです。


神奈川新聞の記事から、いろいろな事を感じました。



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アンパンマンに抱っこされているのに、ご機嫌ナナメむっ