12月15日・・・①「雨」 | そうちゃん日記 

そうちゃん日記 

聡太郎は生後10ヶ月で拡張型心筋症と突然診断されました。
海外での心臓移植手術を目指した日々。しかし、移植手術を受ける事は出来ませんでした。
経験しなければ伝えられないことがあることを感じ、聡太郎の残した何かを伝えられたらと思います。

「雨」



昨日は晴れていたのに、今日は雨でした。


そうちゃん日記 ~渡米中~-1215

でも、聡太郎の悲しみの雨だとは思いません。


そうちゃん日記 ~渡米中~-1215

聡太郎との別れを悲しんでくれている方々の涙が雨になり、

聡太郎に届いたのだと思います。


そうちゃん日記 ~渡米中~-1215

火葬が終わったら雨も止み、空に光が射し込みました。

聡太郎に皆様の気持ちが届いた証のように感じます。


ありがとうございます。



聡太郎が、やっと、私の腕の中に戻って来ました。


悲しみは乗り越えないといけない。と、思っていました。


しかし、そのような私の気持ちを救うように・・・


「悲しみを乗り越えようなんてしなくていいんだよ。

だって、悲しいんだから。

それを乗り越えようなんてしても、ハードルが高すぎるよ。

乗り越えようとしなければ、そのハードルもないんだから。

悲しいんだから、悲しいままでいいんだよ。

それでも、生きる事はエンジョイしないといけないよ。」


と、私に贈って下さいました。


悲しみは乗り越えるだけでなく、寄り添っても歩んでいけることを教えて頂きました。

誰もが深い悲しみと共に歩んでいるのかも知れません。


子どもを失ったのは、私だけではないのです。


今日、斎場に戻りましたら、

聡太郎に贈られた花を寄付するか、持ち帰るか、と、確認されました。

最初、生花を寄付したらどうするのか、想像が出来ませんでした。


後で斎場の方から

明日、6歳のお子さんの葬儀がありますが

貧しい家庭のお子さんの葬儀なので、その葬儀に花を使っても宜しいですか?

ということを聞かれました。


是非、使って頂きたいと、花を寄付させて頂きました。


聡太郎のために贈って頂いた方々の気持ちが、

アメリカでも次の方に贈ることが出来ました。

ありがとうございます。


そうちゃん。

そうちゃんの募金も

そうちゃんへの気持ちも

次へ次へと繋がって行くんだよ。

本当に素敵だと思うよ。

そうちゃん。