僕の声を聴け。

 

 

君がまだ赤ちゃんだった頃

僕たちはいつもおしゃべりをしていたね。

だからいつも一緒だった。

 

 

でも、

君が大きくなるたびに

僕とおしゃべりをしなくなったんだ。

 

 

君は

両親や大人たちから

この世に生きていくルールや価値観を教わった。

 

 

これはいけません。

これをやりなさい。

わがままはいけません。

甘えちゃいけません。

大人の言うことを聞く子が良い子。

他人に迷惑をかけてはいけません。

周りから嫌われないようにしなさい。

 

 

キミは自由を知っていた。

無条件で愛される存在だとわかっていた。

 

 

でも、

いつしか条件も加わった。

 

 

これをしないと愛されない。

あれをしないと価値がない、認めてもらえない。

競争の中で勝ち続けないといけない。

失敗は許されない。

頑張って、頑張って頑張り続けないといけない。

 

 

全部自分のことを

外側(他人や世間)にゆだね始めたんだよ。

 

 

ねぇ。

私は愛されていますか?

私は必要とされていますか?

私には価値がありますか? って。

 

 

ルールや条件などの制約の中で

自分の存在価値を見出そうとしている。

 

 

違うんだ。

それは君が望んでいたことではないんだよ。

 

 

君は知っていた。

私は自由で何者にも縛られない存在だと、

他人に愛を求める必要はなく

自分がどれだけ自分を愛せるかが

とても大切だということを

全て自分の心の世界が反映されて

現実が起こっていることを。



僕は常に君と一緒にいる。

僕は君だ。

片時も離れることはない。

これからもずっと永遠に一緒だ。



君が落ち込んでいたとき

悔し涙を流しているとき

死にたいと嘆いたとき

世界が無くなれと思ったとき



君が孤独だと感じたとき

僕はずっと側にいた。

君にずっと話しかけていた。



大丈夫だ、大丈夫だ。

君は何も失っていなし、

誰からも何かを奪われることはない。



誰かの決めた偽りの自分を演じなくていいんだ。

誰かのために生きなくていい。

何が出来ても、出来なくてもいい。



君は君だ。

君は自由だ。

全て自分で選択していいんだ。



今から僕も話そう。

前にもそうしてきたように。

僕の声に耳を傾けてほしいんだ。



僕の声は

全て君が感じる感覚なんだよ。




イヤなことはイヤでいい。

嫌いなとこは嫌いでいい。

やりたいことはやらなくていい。



好きなことは好きでいい。

やりたいことをただやればいい。

気持ちがいいことをするんだ。



誰かに許可なんてもらわなくていいよ。

いつでも幸せになっていいんだ。



君は自由で無条件で愛される存在だ。



僕が思い出させてあげる。



さぁ、僕の声を聴け。