先日、男性をインナーチャイルドヒーリング
させて頂きました。
不安や緊張感が常にあり、
気分の落ち込みを繰り返しているということでした。
お話していく中で
ある抑え込んでいる価値観が出てきました。
「自分で自分を見張っている
ちゃんと振る舞えているかどうか常に見ている」
「泣いたり、怒ったりしてはいけない
取り乱しちゃいけない
冷静でいるか」
紐解いていくと
それらは既に亡くなっている父との
関係が起因していました。
☆ ☆ ☆
子供の頃の記憶を辿ると
いつも緊張している様子の場面が
いくつか出てきました。
その中で
今回の悩みに強く関わっている
4歳の子供の頃の自分を呼び出してもらいました。
【4歳の自分と現在の自分との話し合い】
【質問】どんなことが一番嫌だった?
【子】お父さんに怒られた。
【質問】どんなことで?
【子】男のくせに、保育園に行く途中で吐いたりして
情けない、みっともない。
【質問】その時どんな気持ちになった?
【子】もうそういうことしないようにしなくっちゃ
【質問】本当はどうしてもらいたかったの?
【子】不安で怖いというのをわかってほしかった。
【質問】大人(現在の自分)はどう思う?
【大人】こんだけ小さい時に、いろいろ我慢しすぎてかわいそう。
【質問】子供にどんなことを言ってあげたい?
【大人】自分を責めなくていい
<その言葉に子供は「えっ!?」とビックリします>
【質問】どうして子供はビックリしているの?
【大人】自分が悪いんじゃないと聞いて「え!? そうなんだ」という感じ
【子供】だってお父さんがダメだと言ったよ!
その後、4歳の子供から
「不安=アメーバー=安心感が溶かされてしまうもの=人から遠ざけてしまう」
「孤独=氷=世界と自分の間に隔たりを作る」
「心の痛み=石ころ5~6ヶ=人の言う言葉に敏感に傷つく」
というエネルギーブロックを解放しました。
ブロックが消えたとき
「怖いものが消えたような」感覚になりました。
そして、胸の中にオレンジ色の光が見えてきて
温かみが入ってきたという感覚にもなりました。
子供との会話に戻ります。
【質問】大人に言いたいことはある?
【子】どうして笑っていないの?
【大人】疲れちゃった。
【子】そんなに怖い顔しないで
【大人】子供の自分から見ると、そんなに怖いように見えていたんだ。
【子】僕も笑うんだから笑いなよ。
【大人】嬉しい。
【質問】大人に約束してほしいことはある?
【子】死なないで。
【質問】それを言われて大人はどう思う?
【大人】ハッと我に返るような・・そうだなー。
【質問】子供のあなたは大人に何を伝えたいために出てきてくれたの?
【子】あなたの中にまだ自分がいるということを伝えたかった。
【質問】子供のあなたがいることで大人にどんな影響があったの?
【子】喜びを感じたり、太陽の光とか、自然の暖かさをまだ感じられる気持ちがなくなったと思っていたけど、なくなってはいないんだよ。
【大人】そうだったのかー。
【質問】父に対するわだかまりはある?
【大人】泣いたりしても嫌わないで欲しい。
『ここで亡くなった父を呼ぶ 父と会話』
【質問】お父さんはどんな顔している?
【大人】笑っている。
【質問】どう思う?
【大人】意外と無邪気な笑顔をするんだな。
【質問】お父さんはなんて話しかける?
【父】元気でやっているか?
【大人】まぁ、何とか生きているけど。
【質問】「泣いたりしても嫌わないでほしい」ということお父さんはどう言っている?
【父】別に嫌っているわけじゃない。
【質問】どうして子供の時に情けないとか言ったの?
【父】男なのに泣いたりできるのが羨ましかった。
【質問】それを聞いて大人はどう思う?
【大人】今はそのままの気持ちがわかるけど、小さい時に怒ったりしては良くないよ。
【父】ごめん、ごめん。
【大人】父が死ぬ前に仲直りしたかったな。
【父】俺もそういうふうに思っていた。
【質問】今仲直りできそう? してみますか?
【父】そうだな。
<握手をする>
【質問】握手して大人はどう思う?
【大人】手の感触は、小さい時に感じていたように大きな手で硬くてそのままだなー。
【質問】お父さんは握手して仲直りしてどう思っている?
【大人】嬉しそう。
【大人】自分のことどういう風に思っていたの?
【父】自分のことを一番わかっているのはお前だと思っていた。
【質問】お父さんはどんなことを理解してほしかったの?
【父】小さい時からすごい孤独だったところを理解してほしかった。
【質問】お父さんもまた怒ったり泣いたりできなかったの?
【大人】そうだって。お前だけ怒ることができた。他の人には出せなかったって。
すごい怖かったけど。
【質問】すごい怖かったと伝えてみて。お父さんはなんて言っている?
【父】悪かった。お前に全部あたってしまって悪いことをしたなと思っていた。
【質問】大人はどう思う?
【大人】腹は立つけど、許せない気持ちはあるけど、自分だけしか本当の感情を出せなかったのは苦しかっただろうな。
<本音と向き合う・肚からの声>
殺してやりたいくらい憎かったけど、あんたのやったことでだいぶ苦労してきた。それはわかれよ。わかったか!
死んだからもまだ憎しみがあったし、あんたが死んでからも、あんたに怒られているような気がするし
でも、自分もお前のようになるんじゃないかと怖くて、それでこうそういう風にならないように、いつも気をつけて生きているんだよ!
憎い半分、自分の気持ちを一番わかってくれるのはあなただったんじゃないかと思っているし、すごく一番近い人だったので、やっぱり急に死んでしまって・・本当はあなたが死んでしまってから、どう生きていけばいいのかわからなくなった。
可能ならもう一回会いたい。
<気が付くと涙が流れていました>
【質問】お父さんはどんな顔している?
【父】俺も会いたかった。
【大人】よく頑張ってきたなと認めてもらいたい
【父】頭をポンポンと撫でてくれて「わかっているよ」
【大人】わかってくれた。嬉しい。
【質問】他にお父さんに言いたいことはある?
【大人】死んでしまったけど、いつかまた会えるんじゃないかと思っているんで。
【父】会えるよ。
【質問】男だからって泣いてはダメなの? 怒ってはダメなの?と父に聞いてみて。
【父】自分はそういう風に生きていたんで、お前にもそういう風にさせるようにしてきたけど、これからはそうじゃない風に生きてみてもいいんじゃない?
【質問】大人はどう思う?
【大人】あなたがそういう風に言ってくれるなら、そういうふうにしてみようかな。
<今日来てくれたお礼を父に言う>
【父】体に気をつけろよ。またね。
<父の魂も光で包み、父のわだかまりも浄化。
光の世界へ帰る>
最後に大人のエネルギーブロックに注目。
本当の自分の気持ちを殺している窮屈感=石は、
この体験の中で消えてなくなっていました。
どうやら子供のエネルギーブロックを外した時に
消えたようです。
オレンジと黄色の光を胸に入れ、
癒しと充足感を受け取っていきました。
☆ ☆ ☆
わずか4歳の子供が、
自分の感情をストレートに生き生きと
表現できる時期に大人によって
「泣いたり、怒ったりしてはいけない」と怒られ、
感情に蓋をすることを覚えてしまいました。
本人曰く、保育園から泣いたことがないと
いうことでしたので
どれだけ辛く苦しかっただろうかと思います。
心が傷ついて否定され続けて
最終的に行き着く先は「無感動・無感覚」です。
子供の頃に咲いているタンポポを取ったり
飛んでいる蝶々を見たりしている光景が
ありありと体験中に出て来ました。
そこにいて楽しいし、幸せだと本人は語っていました。
日常のどんな小さなことでも喜べたり、感動できることは
それだけでも幸せなんだと
言ってくれているように感じました。
最後に泣けれたこと
本当に良かったです♪(*´∀`*)
☆ ☆ ☆
<後日、メールを頂きました。ありがとうございます!>
こんにちは(^^)
昨日セラピーを受けさせていただきました○○です。
ありがとうございました。
昨日のインナーチャイルドセラピーで、明らかに良い変化がありました。
ホームページにも書いてあるように『魔法ではない』ので、セラピー受けたら世界が変わってしまった!という感覚ではありませんが(笑)、微妙な変化が確かにあります。
まず第一に、セラピーから帰り、食事をしたら20年ぶりくらいに『美味しい』と感じました。
私はここ20年くらい、空腹を満たすために食べ物を入れるだけ、といった感覚で食事をしていました。
しかし昨日の夕食は『美味しい』と感じました。
そして、不安感が少し安定してます。
不安感が無くなったわけではありませんが、自分が根っこから揺さぶられるような不安感が落ち着いています。
そして、自分自身への違和感のようなものが、減りました。
自分が自分で無いような違和感を持ち続けていましたが、セラピーの中で幼い頃の自分に出会い、対話し、一体になったことによって、切り離して置いてきぼりにしてしまっていた本来の自分を回復できた感覚があります。
セラピー中に、幼い頃の自分や死別した父親に出会い対話をしたことは、少し不思議な感覚はありますが、魔法のように突然目の前に現れたわけではなく、自分の潜在意識の中にあるものをイメージとして体験出来たのかなぁと思います。
それも、一人きりでは難しく、傍らにこずえさんが居てくれてガイドをしてくれたから出来たのだと思いました。
まだ1日しか経っていませんが、微妙な変化を確実に感じています(^^)