なぜか私は夫のことを前から先生と呼ぶことがある。


政治家でもないし     (であるわけないです)
医者でもないし      (であるわけないです)
教育者でもないし     (であるわけないです)
ピアノを教えてもいないし (であるわけないです!)


でも先生と自然に呼ぶ。


気づけば親戚まで先生と呼ぶ愛称になってきました。
(ひやかし?)




入院した時に同じ病室のご年配の方と夫は仲良くしていただいて会話をするようになりました。


ある時私が行くと夫が

「変なんだよね~。なぜか俺を病室のおじいさんが先生って呼ぶんだよね、職業をなんか勘違いされているかなあ。」


と言っていました。





家ではふざけて言っているだけなので病院では間違っても私はそう呼ばないのに先生呼称波及が。


おれを先生と呼べ!とどこかのレベルで本人が威張っているので周囲は暗示にかかるのかな?


そんな似非(えせ)先生の選んだ今日の一枚は
Gettin Around/Dexter Gordon
先生評
「上手いのはわかるが、私には捉えどころがない。レコードもいっぱい買ってしまったから嫌いではないのだけど、位置付けがわからない。どこがデクスター・ゴードンの本領発揮なのかがわからない。

誰とでも合わせられて器用で自分の波がない。本質がつかみにくい。演奏家としてはグッドセンス!とは思う。でも、この人のベストワンと聞かれると迷う。

聞くと安心していいなとは思うから、どれを買っても失敗はないけど、オススメの一枚は?と聞かれるとわからない。

やっぱり大物ではある。100点を突破してしまう人がいるのに比べてデクスター・ゴードンは優秀点をとっているのに100点はどれかと聞かれると私には答えられない。あくまでも私には。

エキセントリックではないけれど、いいという感じかな。」