「テレビなんか見てる暇あったらステレオ繋いで音出せよ~」
(テレビ見てません)

私と顔が合うと必ず自分のステレオをつなげつなげと言います。
そうです、夫です。

別にそれを必ずしなくても音楽は聴けるし
急ぐことでもないのでずっと自分のレコードプレイヤーを
(大事に)放ってあるので喝をいれられている私なのです。


夫はどこでもいいから、とにかく今繋いで置いておきたいんです。


まるでプラレールのように、どんどん
つなげて広げておきたいのです。(と私は感じる)
実用は別の話でいつも遊んでいたい。(と私は感じる)
私を巻き込もうとしているのです。(と私は感じる)


私が「はーい」と言って繋ぎ出せば自分も一緒になって
やいやい言いながら仲間に混ざる事ができるのでそれを
望んでいるご様子。(と私には見える)




繋いで外して繋いで外してを繰り返して、5分で仕上げられようになるまでやる。今すぐやる!」


「タイム制ですか?」
そういうの嫌いだな。


「そう、あなたに2分は無理だから」


「2分!本当はそれを求めてるのですか?」


「音が出なかったりしたら原因をいち早く推測して、どんなトラブルでも現場では自分ひとりで解決できなきゃしょうがないだろ」
(現場ってどこだろう?)




《夫の訓え》
一。どんな場所でもどんな複雑な組み合わせでも音が出せるように
一。何も考えなくても手が動いて配線が美しく早く完了できるように
一。努力が必要。日々の鍛錬修行が必要
普段と矛盾。普段絶対使わない言葉が出てきました)




「音楽を聴く時間が足りないんだからさあ、あなたは。」
(いつも聞いてるよ、あなたみたいに8時間は聴きませんが)

「こんなんじゃご飯のお共。BGM。それじゃあ聴いてるうちにはいんないの。」
(ごはんのお供じゃだめなの?)


 「カウントベイシー楽団がここに来て演ってくれてるくらいの雰囲気にしなきゃあ。」
(また、お正月だからって大きく出ますね)

「え~!カウントベイシー!」

「うん。」

「うんじゃないでしょ!ありえないでしょ。」

「だからそれくらいの雰囲気でってこと。ドゥークエリントンバンド(デュークエリントンバンドのこと)
でも構わないのよ~。イ・ムジチ合奏団でも結構よ~」
(イ・ムジチまで引き合いに

ヴィヴァルディ:四季/イ・ムジチ合奏団
だんだん調子に乗ってきたから話を聴くのをやめよう。
聞いてあげるから乗ってきて話が派手になるんだから。

お腹すいた何か頂戴、何か頂戴というからクッキーでも出してあげよう。10分はだまっててくれるかも。