はじめに…
軽い自己紹介からお付き合いください。
私は神戸出身で4歳のときに大阪に引っ越してきて大阪で育ちました。
父親は不動産業の社長で母親は塾の講師をしています。
裕福とまでは言いませんが、それなりに普通の暮らしができる一般家庭の中で暮らしていました。
小学、中学に進み私はある一つの悩みができて
グレてしまいました。
ルールの無い家庭が羨ましく思い、友達は皆んな不良でした。
私も不良として他の方に見られていたに違いはありません。
だけどただ人を傷つける不良ではなかったんです…
「弱き者を助け、強き者をくじく」そんな古臭いやつでした。
そんな中私はある1人の人間と出会いました。
名前はTにしておきます。
Tは私達不良グループの中に紛れこんでいたんですけど、なんかちょっと俺らとは違う真面目でまっすぐで友達思いで熱く苦しくて
芸能人で言う松岡修造さんみたいなやつがいたんです。
そんなTのお話をしようと思います。
ーーーーーーー
出会いは中学だったんですが、いきなり22歳まで飛びます…
22歳の時、Tは大学生で企業もしていて
銀行との取引や商工会議所へ出入りをするようなすごいやつになっていました。
大学生の友達からも信頼が熱く、周りのみんなはTと仕事をしたい人なんかは山ほどいました。
超充実していた彼は、まさかこれからどん底のどん底に落ち、死ぬことすら考える毎日になるなんて誰も思っていなかった…
ーーーーーーー
ある日のことでした。
彼にビジネスの話を持ちかけてきた人間がいて、その人間をSと呼びます
SがTに「儲かる話がある」と持ちかけ、TはSとタッグを組むようになり、Sの話を聞きいって
【お寺を創る為にお金を集めてる。もう300人ほどの協力者がいて、一口100万円でかき集めてる。
この資金が集まればお寺は出来て、印税がもらえる】と言うような内容だったかと思います。
Tはさっそく自分の大切な大学の友達15人に声をかけ、Tの今までの功績を見てきた友達ら15人はアコムやレイクに走り100万円を下ろしてすぐにTのところに持ってきました。
ですが……
これは全くの詐欺の案件だったのです。
Sが連絡が取れないようなっていき
Tや友達達は不安から怒りに変わっていき
Tを攻めました。
「お前が俺らに振ってきた話やろ、Sは関係ないやろ」
15人が15人Tを攻めました。
Tは責任を感じ、
「少しずつになるけど、必ず返すから…」
と、大学在学中に一気に借金1500万円になりました。
どん底
の始まりでした…
ーーーーーーー
Tは精神的苦痛と借金1500万円を抱え、大学生のメンタルと友達を失い。
自殺を考え、毎日泣き苦しい思いをしました。
彼は
死のう…
そう思い、最後に私に連絡をしてきて
「おれの友達でいてくれてありがとうな」
と泣きながら私に電話をしてきました。
私はすぐに何かを察して飛んでTを呼び出して
弱気になっていて、死にたいと言っていたTに言いました
「たかが1500万円で死ぬな、そんなんで失う友達なんざ、友達じゃないわ。1500万円なんか、さっさと返して、見返したれ」
この言葉がTのスイッチを入れたみたいです笑
Tは少し前向きになり、行きたくない学校も無事卒業し、卒業後にはリクルートに入社して、
すぐに結果を出し、リクルートの営業成績ナンバーワンを取り、年収1000万円を超える営業マンとなりました。
そのあとM&Aの東証一部上場企業からヘッドハンティングを受け、そこでまた新たな人脈を作り
借金も返し終えて、彼女もでき、子供を授かり
現在は大阪の一億円のタワーマンションを購入し、ランボルギーニを買おうか迷っています。笑
先日Tの家に誘われてお邪魔することがあったんですけど
そこには貴族みたいな部屋と暖かい家族が
私を出迎えてくれました。
わたしは「すごいなお前…」
この言葉しか出てこなかったんですが
Tは私に
「お前がおらんかったら死んでた。あの時あの言葉がなかったら
この環境はなかった」
と泣きながら伝えてくれました。
私はTの子供を見て
「君のお父さんはスーパーマンやな」と言い
すごい良い一日が過ごせました。
あの時あの言葉をTに言っていなかったら
ぼくはこの子とこうして手を繋ぐこともなかったんだろうか…
