Slow Motion Memories

Slow Motion Memories

-日記 -かみ合わないよ、二人の心は・・・

Amebaでブログを始めよう!

翌日の朝、いつも通り仕事が始まった。

彼女が席にやってきていつも通り仕事の会話をしていたら、ふと左腕に黄色くなった痣が。

ちょっと気になったので聞くと、「打撲かなんかじゃない?」と言われた瞬間、ハッと気がついた。

昨日、腕をつかんだ時の痣だ。

ああ、何て申し訳ない事したんだろうって。

そんなに強くつかんだつもりはなかったのに。

その場で謝ることができなかったので、会社を出てすぐにメールを送った。

 

その中で、「どうしてあんなことをしたのか?わかってもらえないと思うけど・・・」と加えた。

 

それが自分の正直な気持ち。

 

また、会ってくれるだろうか?

そういう話は普段はしないし、できない。

 

なかなか人を好きになることはつらいね。

でも、それも生きてるって感じがして、何かうれしい。

さあまた仕事だ。

 

 

 

昨日は微妙で特別な夜だった。
店を出たら思いがけない雨。
本当は折り畳み傘を持ってはいたけど、わざと出さなかった。
そう・・・あえて傘をもっていないように振る舞った。
なぜならこのまま彼女の小さな傘で二人一緒にいられると思ったから。
はじめは早く雨のかからないところにいかなきゃと急ぎ足にもなったが、
屋根まであと数メートルのところで、「ちょっと待って!」と意味もなく、
歩き急いでいた彼女の腕を強く引いた。
このまま・・・と思い、そして抱きしめようとした。
さすがに少しタイミングが悪かったか、お互いの立場的に理性が働いたのか、
彼女が少し抵抗してみせたので思わず手を緩めた。
そしてそのまま何事もなかったかのように歩き始めた。
どうだろう、ほんの数秒だけ、少し気まずい間があったが、それが変に心地良かったのはなぜだろう?
言葉にこそしなかったが、その一瞬の出来事が、彼女への気持ちを伝えられたという実感なのかもしれない。
またすぐに、二人は普段通りの何気ない会話を交わしながら駅に向かった。
彼女には伝わったのだろうか?
しかし今は、その答えを聞くことはない。
聞いたところで意味はない、なぜなら自分には家族があるから。
決してだましてやろうとか、浮ついた気持ちだとか、そんな邪心はない。
ただ素直に、彼女の事を愛おしく思う、それだけだ。
何事もなかったかのように、じゃあまたと・・・二人は駅で別れた。
ホームに向かう彼女の姿をずっと追ってみたが、彼女は振り返ることはなかった。
ある意味、強い女性だなと思う。
また会ってくれるかな?
会えたらまた雨が降ってくれないかな?
今度はもっとどしゃぶりの雨が・・・。