公文を辞め、家で朝、ドリルを始めた王子と姫
小学校では、ゆとり教育が終わり…
授業時間は変わらずに、勉強量だけ増えるという
何にならせたいわけでも、どこに行かせたいわけでもないけど
あまりにおバカだと、学校自体がつまらなくなってしまいます
王子は、1~2年を見直しつつ、できないところはやり直し
姫は、来年の入学に向けての準備をすることに
陰山英男監修の「勉強したくなる算数・国語」
1年の問題をスラスラ解き
「できたよ~おか~さ~ん!」
全問正解
やったとこはできてるもんなのね~
が、公文に通っていても、通信簿は「オールふつう」な王子
「なんか、おかしいな…」
と、思っていた4日目…
「次のことばを、漢字で書きなさい。 ちよがみ 」
合っています。
絶対におかしい
母 「やす~、千よ紙、よく書けたね~」
王子「うん、むずかし~な~って思ったんだけど~千かな~って」
母 「へ~、千代紙って…何」
王子「えっちょっと忘れちゃったけど~、できたんだよね~
」
母 「あんた…答え…見たね」
王子「見てないよ」
母 「見たね」
王子「見てない」
母 「見たね」
王子「見てない」
母 「最後のチャンスね…あんた、答え見たね」
王子「ごめんなさ~い」
母 「どアホ~~~」
以来、答えはマジックで塗りつぶしています
そんな様子を、にやっと笑って見ていた姫
王子と真逆で、細かく何でも丁寧です。
数字やひらがなをなぞったり、線で結んだり…
やる気もあって、モリモリ進めていました
が、時計の読み方が始まったとたん…
ちんぷんかんぷん
母 「長い針が12の時はぴったり、6の時は半ね」
姫 「うん」
母 「じゃあ、長い針が6の時は」
姫 「さんじはん」
母 「…」
こんなやり取りが30分ほど続き
末っ子は、知識も豊富で…最近、王子に向かって上からものを言う姫
しかし、毎朝6時前におきてドリルをする王子に比べ
(答え見てたけどね)
寝坊して、ドリル自体やらないこともある姫
母 「あんたね~、お兄ちゃんにずいぶんえばってるけど、
自分はやることやってないし、できてないじゃない」
姫 「ごめんなちゃい」
すると、王子が飛んできて、私をどけて
王子「あ~、おにいちゃんね、怒ってはいないからね
気にしないでいいんだよ、ただね~長い針がね…」
と、優しく教え始めます
そこは王子に任せ、後で呼び
母 「ね~、いつもモモがえばってるって怒ってるのに、
何でさっきかばったの」
王子「だってボク、モモちゃんのことが、好きなんだよ」
母
「偉そうに行ってるけど、やること全然やってないじゃん」
王子「それがモモなんだもん、しかたないじゃん」
母 「…」
答えを見る兄と、甘やかされる妹…
厳しい世の中、それでダイジョブなのかっ