0ページから始まる物語 風の音符 水の音符 抱きしめるように その手に集めて花束にしたら それは始まりのメロディー 風の詩人 水の静寂 愛おしむように 白紙の頁に映し出したなら もぎたてのセレブレーション いつだって まっさらさら そして すべてがある 誰かを抱きしめながら 何かに抱きしめられて 誰かの背中を押しながら 何かが解き放たれて いつも瞬きはコインの裏と表 すべてが あなたの手の中で溢れ 掌の中の無口な宇宙が あなたに微笑みかける春の訪れ 0ページから始まる物語 ※ 静寂=しじま