漸く読了した。

この巻で収録されているのは
第11期名人戦七番勝負 藤沢秀行
第2期名人戦七番勝負 石田芳夫
第11回プロ十傑戦 大竹英雄
第11回プロ十傑戦 武宮正樹

武宮戦以外はとにかくヨセが難解で、特に石田との局は意
半コウを粘りに粘って半目勝ちした棋史に残る一戦である。

当時はタイトル戦で林は石田に9連敗中で、この勝ちを機にう
3連敗後4連勝をやってのけたそうで、当時は大変なセンセーションだったようだ。

大竹との一局は捨石含みの難解な駆け引きがあり、かなり面白い。
こういうのは本人による解説でないとわからない部分がかなりあるのだろう。

しかし、捨石というのは素人にはわからないだけで玄人は常に考えているものなんですね。
出来れば自分もやってみたいのだけど。