デッサンのお勉強をしていて、
「知覚モード」と「言語モード」が出てくる。
デッサンの実習を通していかに「言語」が「知覚」を阻害しているかが認識できる。

陸上選手などはタイムの話を事前にしてしまうとフォームバランスが崩れてしまうという。
面白いことに、遅刻しそうになったり、まったく数値から頭が離れているときは
ものすごく調子が良くなったりするそうです。

ゴルフなんかもそうで、スコアを神経質に数え返している人なんかは崩れていくみたい。

これは囲碁にも言えること。
仕事の後に囲碁を打つと最初、全然いい手が思い浮かばない。

それに戦いの碁であれば知覚モードだけで良いけど、
戦いがなく、地合いの碁だと、目算を細かくしなければならない。
数を数えるということは、言語モードに入ってしまう。

時計を使うのも言語モードに入ってしまう。

要するに切り替えが大切なんだが、この切り替えがおっさんになってくるとなかなかしんどい作業だ。