今回は
土地、または、中古住宅を買う際に
注意しておくといいこと
について
住宅建築の専門家からのアドヴァイスを
少し書いてみようか・・・と。
駅から何分
近くに学校やお店は?
土地は南向き?
・・・・
みたいなことがよく気にされますが
(それも、もちろん大事なんですが)
私からすると
見ておいた方がいいのは
*周りの景色 いい景色かどうかの話ではありません。
低地か高地か(水に浸かりやすいかどうか)
谷筋にないか(土石流などの危険性)
周囲の道はうねっていないか(地盤が悪い可能性)
周囲が田んぼなら、地盤改良が必要になる可能性大です。
周りの風景で、建設費の他に必要な費用がおおよそ見当がつきます。
*地面に生えている草
日当たりや乾燥を好む草が生えていれば、その土地は日当たりも良く、水はけの良い土地です。陽が当たっているのに苔などが生えていたら、水はけが悪いと考えられます。
*道路と敷地の関係
道路と敷地に高低差が大きいと、余分な費用がかかります。(それが魅力の場合はその費用も建設費の一部として考えましょう)
坂道の下りきった先に敷地があったりすると、激しい雨の時に敷地に雨水が流れ込むようなこともあります。
敷地が南向きかどうかは、あまり大きな問題ではありません。南に道路があると日当たりが良さそうに思ってしまいますが、実は、間口が狭い南道路の敷地などは、その道路に向かって、玄関、駐車場、勝手口、庭、洗濯干し場、日当たりのほしい部屋などを全部詰め込まなければならなくなりますので、力量のある設計者でないとプランが難しくなります。むしろ北道路の方が、玄関や駐車場、勝手口と、日当たりのほしいリビングと庭などが分けやすくなります。
以上は、素人の方でもある程度見ることができると思いますので、土地や中古住宅を探す時の参考にしてください。
あと、敷地(中古住宅も)は、一度雨の日に見に行くといいでしょう。
また、平日も一度行った方がいいと思います。近くに大きな音のでる施設があったりする場合があるからです。
もちろん、法規的なことやハザードマップを調べるのは、当然です。
今、家が建っていても、取り壊したら二度と建てられない——という土地もありますから気をつけてください。
そのほか、できたら古地図なんかを見てみるのもいいでしょう。
そこが昔、何だったかが分かると、問題があっても対策が見えてきます。
予算も立てやすくなります。