慶應大学（理工）
次の英文を読んで空欄（１）に入る単語を答えなさい。
Though the well-known phrase "A dog is a man's best friend" may not have been used earlier than the late 19th century, the basis of that friendship is vastly older. Widespread archeological evidence shows that human beings and dogs have been living together for millenniums. The history of man and hound is obscured, however, by the question of when and how canis familiaris ( 1 ) as a distinct species.
1. emerged 2. submerged 3. merged 4. reversed
解説をしていきます。
第一文目
Though the well-known phrase "A dog is a man's best friend" may not have been used earlier than the late 19th century, the basis of that friendship is vastly older.
訳「犬は人間の最良の友達」という有名な決まり文句は、１９世紀末より前には使われていなかったのかもしれないが、その友情（犬との友情）の基盤はそれよりもはるかに古くから存在する。
このように、長い文章が出てきた時には、
要約すると何を言いたいのか
を考えてみてください。
ここは、Though（～だけれども）の箇所は譲歩になっているので飛ばしてしまって、
後半の「主張」の部分、つまり、
the basis of that friendship is vastly older（犬との友情の基盤は、はるか昔からある）
というところを、しっかり押さえます。
長い文はまず自分なりに要約してみることをオススメします。
ここでの主張は、
簡単に言うと、
「人間と犬は昔から友達だった」
ということです。
それでは、次は二文目にいきます。
Widespread archeological evidence shows that human beings and dogs have been living together for millenniums.
訳：広範囲にわたる考古学的証拠が、人間と犬が何千年もの間、ともに生活していることを示している。
この文章は、前文の「具体例」だとわかります。
「ある証拠では～」
「ある研究では～」
「ある調査では～」
という表現が出てきたら、前文の具体例になります。
要するに、前文の主張の、「人間と犬の友情は昔からある」という主張は変わっていません。
第三文目にいきます。
The history of man and hound is obscured, however, by the question of when and how canis familiaris ( 1 ) as a distinct species.
まず、howeverに◯をしてください。
ここは「対比」なので、前文の逆の内容がくるとわかります。
主語のman and houndの「hound」は、「イヌ」の言い換えです。
obscureというのは「曖昧にする」という意味です。
The history of man and hound is obscured, however, ~
（しかしながら、イヌと人間の歴史は曖昧になってしまう）
そして、by the question of when and how canis familiaris ( 1 ) as a distinct species.
と書いてあります。
まず、（１）の前のcanisというのは、これも「イヌ」の言い換えです。
dog「イヌ」のことを、少し難しい言葉でcanineとも言います。発音は「ケイナイン」です。
canisというのは、このcanineを短縮化したものだと考えられます。
実は実際の慶應の問題では、ここには注がついていて、canis familiaris「イエイヌ」と書いてありますが、文脈から「イヌのことを言っているんだろう」と推測できるようにしましょう。
では、問題をあらためて考えてみます。
by the question of when and how canis familiaris ( 1 ) as a distinct species.
（イエイヌがいつ、どのようにして独立した種として◯◯したのかという問題によって）
1. emerged（出現する）
2. submerged（水中に沈める）
3. merged（合併する）
4. reversed（ひっくり返す）
さて、選択肢の意味を教えてしまえば、すごく簡単な問題だと思いますが、答えは１「出現する」になります。
２のsubmerge「沈める」や、３のmerge「合併する」を選んでしまった人は、
その単語の意味を知らなかったために間違えたのだと思います。
submergeのsubは「下」を表すので、「沈める」というニュアンスになります。また、mergeが「合併する」というのは、例えば会社の合併のことを「merger」(発音はマージャー)と言います。TOEICの試験では頻出の単語なのでぜひ覚えておくようにしましょう。
それでは今日はこの辺で。
次の英文を読んで空欄（１）に入る単語を答えなさい。
Though the well-known phrase "A dog is a man's best friend" may not have been used earlier than the late 19th century, the basis of that friendship is vastly older. Widespread archeological evidence shows that human beings and dogs have been living together for millenniums. The history of man and hound is obscured, however, by the question of when and how canis familiaris ( 1 ) as a distinct species.
1. emerged 2. submerged 3. merged 4. reversed
解説をしていきます。
第一文目
Though the well-known phrase "A dog is a man's best friend" may not have been used earlier than the late 19th century, the basis of that friendship is vastly older.
訳「犬は人間の最良の友達」という有名な決まり文句は、１９世紀末より前には使われていなかったのかもしれないが、その友情（犬との友情）の基盤はそれよりもはるかに古くから存在する。
このように、長い文章が出てきた時には、
要約すると何を言いたいのか
を考えてみてください。
ここは、Though（～だけれども）の箇所は譲歩になっているので飛ばしてしまって、
後半の「主張」の部分、つまり、
the basis of that friendship is vastly older（犬との友情の基盤は、はるか昔からある）
というところを、しっかり押さえます。
長い文はまず自分なりに要約してみることをオススメします。
ここでの主張は、
簡単に言うと、
「人間と犬は昔から友達だった」
ということです。
それでは、次は二文目にいきます。
Widespread archeological evidence shows that human beings and dogs have been living together for millenniums.
訳：広範囲にわたる考古学的証拠が、人間と犬が何千年もの間、ともに生活していることを示している。
この文章は、前文の「具体例」だとわかります。
「ある証拠では～」
「ある研究では～」
「ある調査では～」
という表現が出てきたら、前文の具体例になります。
要するに、前文の主張の、「人間と犬の友情は昔からある」という主張は変わっていません。
第三文目にいきます。
The history of man and hound is obscured, however, by the question of when and how canis familiaris ( 1 ) as a distinct species.
まず、howeverに◯をしてください。
ここは「対比」なので、前文の逆の内容がくるとわかります。
主語のman and houndの「hound」は、「イヌ」の言い換えです。
obscureというのは「曖昧にする」という意味です。
The history of man and hound is obscured, however, ~
（しかしながら、イヌと人間の歴史は曖昧になってしまう）
そして、by the question of when and how canis familiaris ( 1 ) as a distinct species.
と書いてあります。
まず、（１）の前のcanisというのは、これも「イヌ」の言い換えです。
dog「イヌ」のことを、少し難しい言葉でcanineとも言います。発音は「ケイナイン」です。
canisというのは、このcanineを短縮化したものだと考えられます。
実は実際の慶應の問題では、ここには注がついていて、canis familiaris「イエイヌ」と書いてありますが、文脈から「イヌのことを言っているんだろう」と推測できるようにしましょう。
では、問題をあらためて考えてみます。
by the question of when and how canis familiaris ( 1 ) as a distinct species.
（イエイヌがいつ、どのようにして独立した種として◯◯したのかという問題によって）
1. emerged（出現する）
2. submerged（水中に沈める）
3. merged（合併する）
4. reversed（ひっくり返す）
さて、選択肢の意味を教えてしまえば、すごく簡単な問題だと思いますが、答えは１「出現する」になります。
２のsubmerge「沈める」や、３のmerge「合併する」を選んでしまった人は、
その単語の意味を知らなかったために間違えたのだと思います。
submergeのsubは「下」を表すので、「沈める」というニュアンスになります。また、mergeが「合併する」というのは、例えば会社の合併のことを「merger」(発音はマージャー)と言います。TOEICの試験では頻出の単語なのでぜひ覚えておくようにしましょう。
それでは今日はこの辺で。