学会シーズンですね栗ハロウィン

 

先日、第15回日本病院総合診療医学会学術総会が、ディズニーアンバサダーホテルで行われ、当科から中道医師が発表を行いました。

演題名「原発不明癌として長崎大学病院総合診療科を受診した132症例についての検討」

会長講演は、順天堂大学医学部総合診療科 内藤俊夫教授による「総合診療科における研究の未来」でした。HIVの治療の進歩に伴い、生命予後が著しく改善しており、そうした患者さんへの身体合併症への対応も含めると一般内科や総合診療科が診療を行う場面も増えて来るであろうこと、宮城気仙沼における肺炎球菌ワクチン接種のお話、同教室より「総合診療科があると在院日数が短くなる」「総合診療科があると研修終了時の能力が高い」という内容の英語論文が出ていることを例として、研究することにより自分たちの価値を高めることができるということも述べられ、非常に示唆に富む素晴しいご講演でした。

また夕方から、診断学でご高名なローレンス・ティアニー先生と、お親しい間柄でいらっしゃる感染症でご高名な青木眞先生による症例検討会が行われ、和やかで時折会場から笑いのこぼれるような楽しい雰囲気の中、鮮やかな診断手法を目の当たりにする大変意義深い時間となりました。

ティアニー先生は冒頭、1992年に最初にティアニー先生を日本に連れてきて下さったのは、先日逝去された日野原重明先生であると語られました。日野原先生は学生教育に非常に熱心でいらっしゃり、我が国における特に総合診療についての教育が十分でないことを懸念されていたそうです。以後ティアニー先生は毎年日本にお見えになり、日本の医師・医学生の教育に携わっていらっしゃるそうです。

とても素晴らしい学会に参加できて本当に幸せでした。

会場がディズニーアンバサダーホテルというのもとっても素敵ですよねキラキラ

また先週末は日本呼吸器学会地方会(別府)にも参加してきました。

最後のシンポジウム「間質性肺疾患・さらなる病態の理解と治療への展望」では、新進気鋭の先生方による最先端の研究のお話が聞けて勉強になりましたキラキラ

 

別府の街は、湯けむりやキンモクセイの香りに包まれ、秋の深まりを感じさせてくれました紅葉