10/16のミニレクチャーは
研修医H先生の発表で、「摂食障害」について発表してくれました。

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摂食障害は、神経性食思不振症、神経性大食症に大きく分けられる
しかし、これらの2つは相互に移行することが多々あることに留意が
必要です。
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摂食障害に伴う、身体的な特徴を下記にまとめています。
無月経や産毛の増加や吐きダコ(手を入れて嘔吐する際に歯が当たるため)
などが特徴的です。
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検査での以上としては、血球減少や飢餓に伴う肝機能障害、
嘔吐や摂食不足、下剤・利尿薬乱用に伴う電解質異常などが
あります。
また、飢餓の状態を反映して、ホルモンにも変化を来し
女性ホルモン低値、low T3症候群、コルチゾール増加などを
認めます。
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体重が標準体重の60%を切る場合には、重度と評価し
専門医による治療が必要です。
緊急的な電解質補正などはもちろん必要ですが
根本的な治療は、認知行動療法などが主体であり
時間と根気が必要のようです。
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また、急にカロリーを付加すると起こる
リフィーディング症候群について、
機序を中心に調べてくれました。
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発表お疲れ様でした。